1年を通じてフグ釣りが成立する東京湾。そんな湾フグで、春から初夏にかけて人気を集めるのがショウサイフグだ。同魚は1年中狙えるものの、この時期限定でオスには食味のいい白子が入るため、これを狙って通うファンも多い。白子も含めて今シーズン状況を確認しようと、4月13日(木)に浦安の吉野屋から釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・田中義博)
竿頭は15尾キャッチ
すると、今までの不調がウソのようにアタリを出せるようになり、良型を交えながら数を伸ばしていくことができた。
アタリが遠のくと、船長は小移動を繰り返す。けっして派手な釣れ具合ではないものの、ポツポツと本命が登場する状況が、沖上がりまで続いた。
14時に終了のアナウンス。何とか11尾まで数を伸ばすことができた。船中釣果は17~35cm3~15尾。竿頭は檜垣さんだった。
帰港後は、フグの処理免許を持った船宿のスタッフが可食部のみの「身欠き(みがき)」状態にしてくれるので安心。白子も2尾分入っており、これから時期が進めば、もっと大きくなってくるはずだ。
この日は潮の流れが速く、誘いもアタリの見極めも簡単ではなかったが、どんな状況下でも釣りの組み立てを工夫することで、今まで見えなかったアタリを出していくことは可能なはず。誘いと仕掛けの動き。そして、海底での仕掛けの安定をどう作り出していけるかを考えながら、湾フグに挑戦してみては。
<週刊つりニュース関東版APC・田中義博/TSURINEWS編>