食べると暑さ乗り切る体力がつく「青物(青魚)」4選 目利きも紹介

食べると暑さ乗り切る体力がつく「青物(青魚)」4選 目利きも紹介

これから暑くなる前に青物を食べて体力をつけておきましょう。おすすめのサカナとその選び方、食べ方をご紹介します。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

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アジ

アジはもっとも馴染みのあるサカナのひとつではないでしょうか。マアジをはじめ、ムロアジやシマアジなど種類も多く、刺身や干物、塩焼きなど、さまざまな調理法で楽しむことができます。

アジの特徴は低カロリーで、たんぱく質を豊富に含む点です。また、脂肪の代謝を助けるビタミンB2や、タンパク質の代謝を助けるビタミンB6も豊富に含まれ、血栓予防などの効果があるEPA、脳の発達促進や認知症予防などの効果があるDHAも豊富に含んでいます。

目利き

選ぶときは、「表面が銀色に光っている」「目が澄んで透明」なものを選ぶとよいでしょう。そして、「お腹が張っていて、頭より太いものを選ぶ」と失敗しにくく美味しいアジを食べることができますよ。

新鮮なものなら、まずは「お刺身」で、その他にも「なめろう」「塩焼き」「フライ」など、さまざまな食べ方が楽しめます。

食べると暑さ乗り切る体力がつく「青物(青魚)」4選 目利きも紹介アジ(出典:PhotoAC)

カツオ

カツオは年に2度旬があり、最初の旬は5月~6月で、この時期のカツオは「初ガツオ」と呼ばれ、脂肪が少なくさっぱりとしているのが特徴です。初ガツオは低脂肪でたんぱく質を豊富に含み、肝機能を高めるタウリンが豊富と言われています。

2度目の旬は9月頃で「戻りガツオ」と呼ばれ、脂ののった濃厚な味わいが特徴です。

また、カツオに多い血合いの部分にはビタミンA, B1, B2, B12、鉄分などが豊富に含まれ、中でも貧血を予防すると言われるビタミンB12はサカナの中でもトップクラスの含有量です。

目利き

カツオを選ぶうえで何よりも大事なのが「鮮度」です。カツオは血合いが多いため、鮮度が落ちるほど生臭くなってしまいます。

丸ごと1尾で買う場合は「目が澄んでいる」「黒色と銀色の縞模様が鮮やかで鮮明」なものを選ぶとよいでしょう。刺身にしやすい大きさに切られた柵で買う場合は、血合いの部分が鮮やかなえんじ色、身は赤色で透き通っているように見えるものを選びましょう。

鮮度が落ちるとぱっと見でも分かるくらい色が悪くなり、時間の経過とともに黒っぽくなっていきます。

初ガツオを美味しく食べるなら、特に鮮度の良いものはまずは「刺身」ですね。

その他だと「たたき」も欠かせません。ニンニクや生姜、たまねぎなど、たっぷりの薬味と一緒に味わいましょう。

食べると暑さ乗り切る体力がつく「青物(青魚)」4選 目利きも紹介カツオ(出典:PhotoAC)

イワシ

イワシも私たち日本人にとってかなり馴染みの深いサカナのひとつでしょう。良く食べられるイワシにはいくつかの種類があり、マイワシやウルメイワシ、カタクチイワシなどがその代表です。中でもマイワシやカタクチイワシは梅雨前の初夏から秋までが旬で、脂のりがよく味の良いものを食べることができます。

イワシの中でもマイワシは特にビタミンやカルシウムなどのミネラルが豊富です。また、脂肪には血中コレステロールを低下させる不飽和脂肪酸を含み、EPAやDHAが多く含まれています。さらに、血圧を正常に保ち、脳出血などの予防効果があると言われるタウリンも豊富です。

暑くなる前に体力をつけるための食材としても知られています。

目利き

美味しいイワシを選ぶポイントとしては、「目が黒い」「尻がしまっている」「頭が小さく身が厚い」の3つ。鮮度が落ちると目が赤くなり、尻がゆるく、お腹のハリもなくなります。

イワシは刺身のほか、「団子汁」「甘露煮」などが有名ですね。

食べると暑さ乗り切る体力がつく「青物(青魚)」4選 目利きも紹介イワシ(出典:PhotoAC)

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