秋は行楽のシーズン。家族でどこにいこうか迷ったら、管理釣り場へ挑戦だ!爽やかな山間の空気に包まれながら手軽に渓流魚たちと対峙出来るぞ。釣りの後はバーベキューなんて最高!秋の管理釣り場の楽しみ方を伝授しましょう!今回は、もっとも手軽で釣りをしたことがない人にも楽しめるエサ釣りと、もっともポピュラーなニジマスをメインターゲットとして紹介します。
エサ釣りのサオ(タックル)
あえて、自分のタックルを持って行って釣りをしてみたい…という人のために、目安となるタックル例を挙げておこう。
まずサオは3.6~4.5mの渓流ザオが主体。
池の規模が小さい場合はサオが長すぎると、かえってじゃまになったり、木々が覆う自然豊かな場所なら木の枝にイトを引っ掛けてしまったりとトラブルに見舞われる。案外、短めのサオの方がよく釣れる。
エサ釣りの仕掛け
イトは少々太くても大丈夫で、具体的にはナイロンかフロロカーボンラインの1~2号を用意する。ハリスは0.6~0.8号といったところだが、ハリスの全長は短くても問題ない。浅い釣り場がほとんどなので、ハリスは30cmもあれば十分だろう。
ウキはアタリが分かりやすいセル玉ウキかトウガラシウキを使う。ヘラ釣りに使用するような棒ウキは、流れのある場所では安定せずかえって扱いにくいので、トウガラシウキでも短めのタイプが使いやすい。これをゴム管で固定する。
ハリは一般的にマスバリと呼ばれるタイプで、バーブレス(カエシがない)ものが主流。この方が魚の口に刺さりやすく、釣り上げた後もハリを外しやすい。サイズは6~9号があればOK。後はウキに見合ったオモリ(ガン玉や割りビシなど)を用意する。
市販品の選び方
ミチイト、ウキ、ハリス、ハリまでがすべて接続済みで、ミチイトの先をサオに取り付ければすぐに釣りができるようなできあい仕掛けも数多く発売されている。
できあい仕掛けの場合は、使用するサオの長さに合わせて仕掛けを選ぶ。または、「3.6~4.6m用」などと銘打たれて、長さが調節できるものもある。
タックルとしては本当にシンプルで、仕掛け作りの練習にもなるので、市販品とは別にアイテムをそろえて自作してみるのも面白い。
管理釣り場のエサ
釣具がそろったら次はエサ。管理釣り場ではエサに制限がある場所もあり、特に海とは違って閉鎖水域なので、まきエサは御法度な釣り場がほとんどなので気をつけたい。なので、必要なのはさしエサのみ。
さしエサはイクラとブドウムシが管理釣り場での2大定番エサだ。
ほか、自然渓流でも使用するミミズや淡水で使用できるオキアミなども使える場所がある。出かける前に事前に釣り場へ使えるエサなどは問い合わせておこう。
イクラは色の濃い部分を避けてハリを薄く刺す。ハリの大きさに合わせて1~3粒を1本のハリに刺す。ブドウムシは頭の黒い部分の少し下から刺し、身体を通してハリを隠すように刺す。
その他の持ち物
その他、装備としては水際でウロウロすることが多いので、できれば長靴は持参しておきたい。
それと秋の山は、いろいろな虫の活動期で、中にはカやハチなどの有害害虫もいるので、長袖、長ズボン、帽子着用で出かけたい。
あと、涼しい季節だが、魚を放っておくと鮮度が落ちるので、スカリを川に浸けておくのも手だし、クーラーボックスは持参しておこう。小物としては、ハリを飲み込まれた際に外すプライヤーやハリ外し、ハサミなどは必須だ。