堤防の足元狙ったライトゲームでメバルにカサゴなど6魚種キャッチ【三重・四日市港】

堤防の足元狙ったライトゲームでメバルにカサゴなど6魚種キャッチ【三重・四日市港】

日増しに暖かくなり、お出かけも楽しい季節。そんなときにピッタリなのが、手軽に楽しめる五目釣りだ。オススメはエサを使わず簡単に楽しめるルアーの釣り。そこで今回は、ソフトルアーを使った攻略法の一例を紹介しよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

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ショア ソルトルアー

堤防からルアー五目釣り

五目釣りとは特に対象魚を決めない釣りのことで、要はくるもの拒まず何でもござれ。当然だが、5種類の魚を釣らなきゃダメ、なんて決まりもない。でも、せっかく多彩な魚が狙える季節なのだから、ここは5種類をそろえて名実ともに五目釣りといこうじゃないか。

堤防の足元狙ったライトゲームでメバルにカサゴなど6魚種キャッチ【三重・四日市港】表層サーチで釣れたメバル(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

同じ場所で同じ釣り方をしているだけでは、なかなか5種類の魚を釣るのは難しい。五目達成を目指すために必要なのは、狙った魚を的確に釣り分ける戦略だ。

まず、今どんな魚が釣れるのかを把握しよう。ネットの情報を参考にしてもいいし、先行者に聞いてもいい。私の地元の三重県四日市港を例に挙げると、この時期(取材は3月中旬)にルアーで狙えるのはメバル、カサゴ、クロソイ、ムラソイ、タケノコメバル、アイナメといった根魚類、セイゴからスズキクラスまでのシーバスなど。時期的にやや少なめだが、それでもこれだけある。

堤防の足元狙ったライトゲームでメバルにカサゴなど6魚種キャッチ【三重・四日市港】常夜灯周りで釣れたセイゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

次はその中から、狙う魚種を決める。夜行性のターゲットが多いこの時期、釣果を求めるなら夜の釣りは外せない。そこで昼行性のアイナメを除く5種類の根魚をピックアップ。さらに、同じタックルで狙えるセイゴも加えてみた。

ターゲットが決まればそれぞれの魚の習性から居場所を推測。あとは1つずつクリアしていくだけだ。スタイルは基本的にラン&ガン。つまり、移動しながら探り歩く釣りとなる。

使用するタックル

ここで簡単にタックルを説明しておこう。使用したのは7ftの一般的なメバルタックル。ラインは、直結で使えて根ズレにも強いフロロカーボンの3lb(0.8号)を選択した。強度的には4lbの方が安心だが、今回は操作性重視だ。

堤防の足元狙ったライトゲームでメバルにカサゴなど6魚種キャッチ【三重・四日市港】ライトタックル(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

パワーイソメにひと工夫

ルアーは汎用性の高いソフトルアー。ジグヘッドは状況に応じて0.4g、1g、1.5gを使い分けた。ワームは2inch前後のストレート系。私は、マルキユーのパワーイソメを多用している。

堤防の足元狙ったライトゲームでメバルにカサゴなど6魚種キャッチ【三重・四日市港】パワーイソメの脱落防止策(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

素材が軟らかいので食い込みは抜群だが、フックから脱落しやすいのが難点。私は細いゴムチューブをセットすることで対策している。

堤防の足元狙ったライトゲームでメバルにカサゴなど6魚種キャッチ【三重・四日市港】チューブはピンセットで装着(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

岸壁際の足元を狙う

ここからは実際の釣りを例に挙げながら解説していこう。釣行したのは伊勢湾奥の四日市港だが、他の港湾部でも大きな違いはない。身近な場所でポイントを開拓してみるのもいいだろう。根魚の場合、一般的にはテトラや敷石などが狙いめとなる。でも、今回狙うのは足元の岸壁際。一見すると何もないように思えるが、実はこれが根魚の宝庫なのだ。

堤防の足元狙ったライトゲームでメバルにカサゴなど6魚種キャッチ【三重・四日市港】根魚の宝庫であるふ頭の足元(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

釣行日となった3月10日は、満潮時刻が午後7時50分。潮の高い時間帯を狙うため、7時半に到着して準備を整えた。最初のポイントは潮通しのいいふ頭の外向き。港湾部に多く見られる、矢板式と呼ばれる岸壁だ。打ち込まれた矢板と上部のコンクリートの境目に段差があり、その下に根魚が潜む。干潮時には矢板が水面上に露出する場所も多く、必然的に満潮前後の釣りとなる。

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