トラウトファンなら一度は訪れたい。福島県と新潟県に跨る奥只見湖、正式には銀山湖。都会の喧騒を忘れさせてくれる、大自然に囲まれた別天地。大イワナ、大ヤマメが棲む日本でも数少ない釣り場だ。4月21日のトラウトシーズン解禁を前に、いくつかのポイントを解説するので、釣行の参考にしてほしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
銀山湖のポイント
銀山湖で狙うポイントとなる、代表的なインレットを紹介する。釣行の参考にしてほしい。
北ノ又川のインレット
ボート店があるのは、北ノ又川が流入するインレット付近。
ローボートで釣行するなら、中ノ岐川との合流点である下流5kmほどまでだろう。同湖は釣った魚をリリースする人が多い。それも、いったんボート店まで持ち帰って計量、写真撮影をしてリリースするため、桟橋近くの水域は魚影が濃くなっている。まずは、北ノ又川のインレット付近を狙うといいだろう。
小さな沢のインレット
ダメなら徐々に釣り下る。水の通った場所、地形に変化のある場所を探して狙う。雪代のころは小さな沢や滝もあり、そのような場所は水の動きに変化があるので魚が着いている。
中ノ岐川のインレット
船舶免許を持っている人は、エンジン船で遠出しよう。同湖一番の人気ポイントは中ノ岐川のインレットで、15km以上の行程。岸際に多くのポイントを持ち、大イワナの実績が高い。
仕入沢のインレット
二番人気は、仕入沢のインレット。
ワカサギがワンド奥まで入り込んでいるときは、イワナやサクラマスもそれらを追って入ってくる。
ただし、ダムに近づくにつれて流れが出てくる。同ダムは発電用のため、9時ごろから放水を始める。ローボートや非力なエンジン船は近づかないように注意が必要だ。
大自然に囲まれた別天地
ここは、都会の喧騒を忘れさせてくれる、大自然に囲まれた別天地。
大イワナ、大ヤマメが棲む日本でも数少ない釣り場だ。トラウトファンなら一度は訪れてほしい。
魚影確保のため、一日の持ち帰り制限尾数は5尾。ボートの数も多くはない。
管理釣り場ではないので、行けば釣れるとは限らない。それでも、同湖の魚に魅了される釣り人は多い。
自然のフィールドでの釣りは格別。ぜひ釣行してみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>
奥只見湖(銀山湖)