マダイは1年中釣れますが、早春の乗っ込みシーズンへ向かう時期には、大鯛・型物も姿をあらわします。桜の季節に桜色のマダイを釣ると、それはそれは、春のうれしさ倍増です。また、大鯛・型物の60~70cmオーバーが期待できるこの時期が、わたしの初釣りとなります。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
魚礁ポイントで47cmマダイ浮上
2回目の流し、魚礁の真上で食った!ドラグを鳴らして走ります。
尺半はあるサイズ感が伝わり、独特の引きを味わいながらも、ハリス3号に負担をかけないように無理をしません。マダイサビキ2.7mのサオは胴で受けてよい調子で堪えています。
50cmはないでしょうが、うれしい引きを味わい、玉網に入った今年の初物は、尺半超の47cmでした。
つぎは、軽い引きの28cmの鯛めし用サイズで、メバルへと続きます。
朝の時合いだったのでしょう。3匹ともミミイカ毛糸を食っていますので、どうやら狙いに間違いなさそうです。
時合い到来で連発
その1時間半後に、再び時合いです。仕掛けをゆっくりと巻き上げているとググンググンとアタリ、ドラグを鳴らす引きは十分に尺半サイズです。
マダイ釣りでは、ハリ外れによるバラシが常に頭をよぎります。あの硬い口に、大きなアワセを入れずに小さなハリをかけるので、巻き上げ取り込みのテンションを抜くと悔しいことになります。
そして、つづけてもう一枚。気持ちのよいドラグ音とサオのしなりを作る引き、至福の時間です。玉網に入ったのは、これまた尺半超のサイズです。
このあと、短い時合いは過ぎたのか、アタリや魚探反応が消えたのを機に、10時に沖上がりとしました。
サビキ仕掛け、チョクリ仕掛けかのどちらに分があるのかわかりませんが、それぞれの良さがあるようです。
次回は、全長を長くした仕掛けを利用して、広くタナを探ってみようかと考えています。10m以上になると、ハリスが短いチョクリ仕掛けの方が扱いやすくなるでしょう。
最終釣果
60cm以上でないと、マダイと言わないという方もいらっしゃいますが、一番おいしいサイズは尺半です。
見事な桜色の魚体にひれの先をコバルトブルーに染め、ターコイズの斑点やアイシャドーでとてもきれいな尺半超を3匹と、鯛めし用サイズにメバルの5匹、わたしの初物には十分すぎる釣果となりました。
播磨灘は潮のむずかしい釣り場ですが、次回も運よく潮が良く通る日に、春の狙いものを楽しみたいです。
<丸山明/TSURINEWSライター>