2月も残り少なくなった月曜日。冬晴れの朝、渓流釣りのトレーニングに常設の「大丹波川国際虹ます釣場」へ出かけた。のんびりとした雰囲気の中ニジマス20匹にヤマメとも対面できた釣行模様をお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター中山祐司)
大丹波川国際虹ます釣場へ釣行
午前8時の開場を待ち10人程の釣人が受付に並んでいる。シニアアングラーの方が多く和やかな釣談義が始まっている。一人で電車できた御年92歳の元気な釣人は、皆の注目の的であった。
開門になり数人の釣人と共にエリアへ降りた。水量は少し増えているようだ。3日前の雪解けが伺える。今回は自前の燻製の魚を調達する目的もあり、できるだけマイペースで竿を振れる平日のこの川を選んだ。季節柄下流に工事立入禁止のエリアもあったが、何とかポイントを選び荷物を置いた。
匹数制限が変更に
大丹波国際マス釣場は東京近郊でも数少ない釣り匹数制限が30匹まで無料のありがたいシステムである。しかし3月より20匹までと変更になる旨の掲示があった。釣行予定の方はご確認願いたい。
長年通った馴染み深い釣り場はエサ釣りのほかルアーフライも楽しめるので、おすすめしたい釣り場の一つである。
ミャク釣りタックルと仕掛け
冬季の渓で釣果を得るため、今回はミャク釣りを選んだ。渓流竿5.3m中硬に天井糸1.2号3本ヨリ1.5m道糸0.8号ナイロンラインにハリス0.3号60cm全長4.5mの仕掛けである。目印はポリプロピレン、マス鉤の6号ガン玉Bでナチュラルに心掛けた。エサはイクラ、ブドウ虫、マグロの赤身を使い分けた。
当日こだわった防寒対策は今季から使用の電熱ヒーターベストである。中々快適で動きの少ないエリアでは心強かった。外気温7°C水温4°Cのスタートである。
早々に28cmニジマス顔出し
先ずは落ち葉の溜まる日陰の落込みからこぼれマスを拾い釣りしてみる。第一投目イクラにガツンと手ごたえのある28cmのニジマスが来た。冷水にきらめく銀鱗を流れに乗せネットイン。タフな1匹をゲットした。
エサ持ちの良いブドウ虫に切り替え、左岸の落込みから目印が強く引き込まれると抜き上げたのは25cmである。朝日が渓に射し始めると静寂な山里の森が青い空へと向かっている。まだ春まで少し時間があるようだ。大丹波川の流れは足場の良い釣り場に沿って上流へと続く。
午前の放流後にも追加
午前9時の放流アナウンスが始まると、釣人達は思い思いのエリアでアタリを待つ。次々とバケツから魚が放されるが、はやる心を抑え私は数分待つことに。周りの釣人は竿を曲げ始めている。
10分程待ち竿を入れる。赤身のエサで瀬尻から25cm級を釣り上げる。2匹、3匹と楽しむほどに魚篭が重くなり時計は11時をまわった。
ゆっくりと釣り場をめぐり数匹をブドウ虫で追加すると、恒例の珈琲タイムになった。ゆっくり楽しんだ後早めの昼食はレストハウスへ向かい、ひと組みのご夫婦と会話を楽しんだ。2ヶ月に一度は通っているそうだ。今日は食いが浅いとのこと。