渓流釣りを始めてみたものの、どの川に入ってどのような場所で釣ればいいのか。渓流釣り師にとって最重要とも言えるポイントの選定は、できる限り慎重に行いたい。最初の1匹目を釣るために知るべきこととして、今回は「場所(ポイント)の選び方」について解説していこうと思う。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
最初は支流から始めよう
河川の上流部を渓流と表現するが、「〇〇水系」の〇〇に入る川が本流とされる。この本流に合流する枝分かれした流れを支流と呼ぶのだが、大河川になれば、支流の数も必然的に増える。初心者が訪れるべきポイントとして、著者は支流を勧めたい。その理由を解説していこう。
川幅
支流は本流に比べると幾分か狭いので、だだっ広い本流よりもある程度ポイントを絞りやすい。初心者でも判りやすいポイントが多いので、最初の1匹に出会える確率は、本流よりもはるかに高いと著者は考える。
水深
支流は比較的浅いところが多いので、底の状態も把握しやすいし、本流よりもある程度流れを読みやすい。小規模な支流は、実に良い練習になる。
遡行難易度
本流は支流に比べて圧倒的に水量が多いため、流れも非常に強く遡行が大変だ。一方、支流は流れが弱く浅い場所も多いので、安全の面からも初心者にうってつけと言える。
ポイント選びは慎重に!
渓流釣りは海と違って「魚の回遊」という物が望めない分、魚が棲息している場所をピンポイントで攻める必要がある。「ポイント選定がその日の釣果を左右する」と言っても過言ではないので、マップや天気予報、漁協の釣果報告とにらめっこしながら、安全第一で慎重にポイント選びを行おう。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>