ここ数年、東京湾で盛り上がっているタチウオですが、私も友人に誘われて2年前から始めました。タチウオ釣りはテンヤ、天秤、ジギング等を用いた釣り方がありますが、元々ルアーフィッシングが好きな私はジギングでの釣行です。事前情報で今週から急に口を使わなくなったとの話で連日低釣果。ゼロもありえる状況とのことでしたが、直前キャンセルも船宿に失礼なので覚悟して行くことに。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター中村一樹)
冬のタチウオは美味しい
せっかく釣ったら食べないともったいない。タチウオは今が一番脂ものっていて美味しい時期です。
私は毎回、屋外シンクで下処理をしています。タチウオを卸す時は普通のまな板では長さが全然足りないので、長さ75cmの合板を下に置いて扱いやすくしています。これで3分の2くらいは乗ってくれます。
今回は頭を取らずに捌くことができるのか、試しにやってみました。せっかく釣ったタチウオの身が普段より多く残っちゃいますね。残った部分は削ぎ落してタタキに入れちゃいます。
3枚おろしの身の部分だけになりました。ここまできたらあとは調理法ごとに分けていくだけです。
私はとりあえず25cmくらいで切り分け、塩を振って少し時間をおいて余計な水分を抜いてからに調理するようにしています。保存する分はジッパー付きの袋に3~4切れずつ保管して、1食分ずつ使えるようにしています。魚を捌けない知人に分けるのにも切り身状態だと喜ばれますよね。
この日は炙り刺身と荒く作ったタタキが晩御飯。帰る時に妻に釣れなかったと事前に伝えてしまっていたので、ツマも大葉も家になく、自家栽培のネギだけはかろうじてありました。なかなかスーパーにタチウオが並んでいても生食用は見たことがないので、多くの方は塩焼き等で食べることが多いと思いますが、タチウオの刺身は釣り人の特権だと思います。
子供用にはタチウオの蒲焼き風が焼き上がりました。アナゴより美味しいと言ってくれています。
釣果はタイミング次第
今までで一番厳しい釣果となってしまったタチウオ釣行ですが、1日に30本以上釣れるような良い日もあれば、逆に今回のように厳しい日もあると思います。実際に前週は好調な東京湾でしたので、水温が低下したタイミングがたまたま週末と重なり、週が変わると同時に一気に口を使わなくなってしまったようです。
タチウオ釣行は数が釣りたければ夏がおすすめですが、美味しいタチウオを求めるなら脂の乗った冬から春先が良いと思います。最近は釣果情報をUPされるのが早いので、常に釣り船店のHPをチェックして、状況が上向いたタイミングで予約を入れると良いかもしれませんね。釣って楽しい、食べても美味しいタチウオ、是非行ってみてください。
<中村一樹/TSURINEWSライター>