厳寒期を迎えてヘラブナも釣りにくい季節に突入した。厳寒期は難しい時期だが、面白い時期でもある。今回は寒ベラ攻略のコツと、2月12日に釣行したフィッシングセンター竹ノ内での釣りの模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森宮清釣)
寒ベラ攻略のコツ
昔から寒ベラは難しいと言われているが、工夫次第ではそんなに難しい釣りではない。
場所
場所選びでは、水深が一段と深くなっている場所。底に大きな倒木や、大きな石が沈んでいて隠れるに適した場所。湧水がある場所とか、浅くても日当たりがよくて水温が暖かくなるような場所などでは、ヘラブナの動きも幾分よくて、バラケによく集まってくる。水深1.5m前後の浅い場所では、沈殿している朽ちた木の葉や泥に下に潜り込んでいたり、横になって暖を取るような生息の仕方で冬を過ごすのである。
仕掛け
仕掛けは普通よりも、ハリスを長めにして釣るが、これは落ちてくるエサによく反応することからで、落ちてくるエサが不自然だと口にしない。
ハリスの存在を感じさせないためにハリスは極力細い物を使うことが大事で、野池や管理釣り場など小さなヘラブナが多い所では0.2号から0.4号がいいが、30cm以上の大物が多い管理釣り場では0.4号から0.6号が無難である。細すぎると思う人もいるだろうが、寒い時期は動きも弱く、力もないので釣れてもほとんど動かない魚もいるほどだ。
一方、釣りバリは寒さ冷たさでエサの吸い込みが弱い、口を大きく開けないなどの魚が多くなっているから、3~4号で狙う方がいいだろう。
エサ
エサは釣る場所によって違いが出るため一概にいうのは難しいが、平均的にグルテン系が無難。気温や天候によっては使い分けが必要で、底釣りにするか宙釣りで狙うかの違いで使うエサに違いが出ることがあるので、ここでは底釣りで使うエサを紹介しよう。
一般的に多いのが「団子の底釣り冬」や「芯華」。クロレラなどの入った緑色のエサ類(様々な種類が販売されている)。グルテン系では「わたグル」「新ベラグルテン底」などだが、他のエサとのブレンドも効果大だ。
<森宮清釣/TSURINEWSライター>