警戒心の強いアマゴとの知恵比べ。間もなく迎える解禁日に万全に備えられるよう、渓流釣りで使用する小物類の事前準備を詳しく解説していく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
著者オススメの用意すべきもの
渓流釣りにおいて必須では無いものの、著者が「あった方が良い」と感じたものを紹介しよう。
熊対策グッズ:熊鈴
大自然の中で釣りをする渓流釣りは、最早「熊の棲息地で糸を垂らしている」と言っても過言ではない。熊に自身の存在を知らせる熊鈴は、お互いの望まぬ邂逅を避ける必須グッズと言っていいだろう。
ベストやビクに下げて鳴らしておくだけでよいので、転ばぬ先の杖として用意しよう。ちなみに著者は、熊スプレーは持参していない。熊と面と向かいあってしまった際に、風下側数m以内に引き付けて熊の顔めがけ正確に噴射する、といった行為ができる自信がないからだ。
著者としてはまず何よりも「遭遇しない」「遭遇したら見つからないように隠れる、もしくは攻撃ではなく身を守る」の方に重点を置きたいと考えている。本当は用意した方が良いのだろうが、各々の判断が別れるところだと思う。
緊急対策グッズ:ホイッスル
ホイッスルは、渓流で動けなくなってしまったときに大音量で助けを呼べるアイテム。電波の届かぬ場所ではスマホよりも役に立つはずだ。また、入渓時から定期的に拭いておけば熊に自身の存在を知らせて邂逅を避けることも出来るので、用意しておくことをオススメしたい。
虫よけスプレー
解禁直後は必要ないかもしれないが、少し暖かくなってくると羽虫や蚊、アブ・ブユが出始めて釣りどころではなくなるし、マダニは大変怖い存在だ。そんな時、全身に虫よけスプレーを吹き付けておけば随分と快適になる。最近はヤマビルに対応しているタイプも発売されているので、要注目だ。
小物は豊富に用意しておこう
思い立ったらすぐに釣行できるのが渓流釣りの強み。解禁日は在庫でなんとかなったとしても、2回目や3回目の釣行時に「針や水中糸が足りない!」といったことがないように、今のうちにストックを用意しておこう。
解禁前に針や目印といった小物を眺めているのも、楽しい時間である。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>