テーマは「埼玉の人気釣り場・ビン沼の攻略法」。朝夕を中心に連日多くの釣り人が訪れるのが埼玉県さいたま市と富士見市の境を流れるビン沼だ。魚影は確かに濃いが連日のエサ打ちで魚のIQはかなり高い。高活性ならまだしも、多少でも鈍ると途端にエサの追いが悪くなる。それをどう攻略するか。第4回はエサについて。流れがある同川を征するには、エサにもひと工夫が必要だ。
理想のタッチ
いわゆるネバボソタッチがいいと?
「そうですね。ただしビン沼にはジャミもいます。
軟タッチだとやつらに突っつかれてたちまちエサが崩れてしまいますので、ウキの戻りが異様に早いのであれば硬タッチも試します。」
硬ネバボソですか?
「はい。それとてジャミが多いとすぐに形を崩されてしまいますから、自分が想像するよりもはるかに硬いタッチが正解になる場合もあります。
また硬いエサは流れにも強いですからね。」
硬さを出すためには何を使ったら?
「バラケマッハが最適だと思われます。まずは手水など打たずにマッハだけを差し込んで様子をみます。
そこでカラツンやら何やら反応が出れば、そこから手水を足してタッチを合わせます。
またバラケマッハは微粒子で下方向にバラけていきますので、タテバラケを必要とするシーンでは重宝するでしょう。」
エサはネバボソを基本で、バラケ性は下方向。ジャミが多い時は硬さとある程度の開き。そしてエサのサイズ。
こういうことになるでしょうか?
「そうですね。流れを征する者はビン沼を征する。仕掛け、エサなどを工夫して流れに負けない釣りを心掛けるといいでしょう。」
<週刊へらニュース 戸張誠/TSURINEWS編>
びん沼