冬のアジは一般に活性が低く、適水温の15℃を下回るか、平均してこれくらいの水温になってしまうと、反応がいっそう鈍くなる。そうなると、「いるかどうか」という不安がアングラーの頭をよぎる。無駄打ちを減らすためにも、冬のアジのサーチ術を身につけよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
アタリの出方でヘッドをセレクト
どんな季節でもそうだが、アジのアタリの出方と感じるのは重要なことである。アタリのが小さいからといって、必ずしもアジが低活性とは限らない。たとえば小さいアタリは頻発するが、乗せられない場合、これは「高活性ショートバイト」と思われる。ヘッドが小さすぎて、アジが掛からないのだ。
単純なショートバイトと読んで、ヘッドを小さくするか、ワームをサイズダウンすると、さらにアタリが小さくなる可能性がある。高活性ショートバイトでは、ヘッドウェイトはそのまま、ハリを大きくするのがひとつのやり方である。
適水温ぎりぎりの冬のアジングは、考える要素は多くなるようでもあり、逆にセオリーをよく知れば、むしろアジがいるかいないかは絞りやすい。寒さに懲りずに釣りをしたい。
<井上海生/TSURINEWSライター>