アユ釣りを満喫した夏が終わり、いよいよサーフのヒラメゲームの季節を迎えようとしている。11月になると豊橋、田原方面でヒラメ、マゴチ、シーバス、青物の釣果が聞かれ始めたので、11月7日に豊橋市のサーフに釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・高木孝)
豊橋でサーフゲーム釣行
例年なら10月ごろになると各地でヒラメの釣果が聞かれるのだが、今シーズンは季節の進行が遅いようで、釣果が乏しい状況が続いていた。
遅くなった夜明けを待ち、釣りを開始したのは午前5時30分。天気はいいが波が高い状況で、ブレイクが近いエリアは波足が長く、立ち上がる波の中でうまくルアーを泳がせることが難しい状況だった。それでも波打ち際にベイトフィッシュが確認でき、期待しながら波が崩れて手前が水深のあるポイントを探そうと海岸を歩くことにした。
遠州灘のサーフは遠浅が特徴だが、エリアによって水深が違う。1mから3mほどだが、私自身は浅いエリアが好きで、その理由は高活性のフィッシュイーターが接岸していると考えているためだ。
フィッシュイーターの気配確認
この日も沖で波が崩れ、手前は水深1m程度のプール状のエリアでキャストを開始した。
沖のカケアガリまでは50mほどなので、飛距離は必要ない。浅いポイントをスローに誘うため、14gのジグヘッドにハウル4inchというセッティングで流れの上流にキャスト。扇状に探り歩いていると、キスを狙っている人がいたため話を聞くと、1色(25m)以内でキスが釣れると教えてくれた。
ベイトフィッシュの存在を聞き、チャンスと考えながらストップ&ゴーで誘っていると、明確なアタリが出たがフッキングには至らなかった。久しぶりのサーフゲームで感覚が鈍っているようだが、ワームに傷がついておりフィッシュイーターの存在を確信できた。
60cm良型マゴチ登場
ポイントを休めて30分後に再びキャストした1投目、明確なアタリが出た。大きくアワせるとロッドが大きく曲がり、強烈な引きが伝わってきた。慎重に寄せてくると、波間にグッドサイズのマゴチが確認できた。
押し寄せる波でランディングを試みたが、激しい抵抗に苦戦。砂浜を右往左往しながら最後はロッドパワーで一気にランディングしたのは、60cmにわずかに届かない良型のマゴチだった。