昨年の12月に、愛知県・筏川でウナギが釣れたという記事を見た記憶を頼りに釣行してきた。釣行当日には、残念ながら本命のウナギは現れず、野ゴイ2匹の釣果となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
筏川でウナギ釣り
木曽川、揖斐川では夏場の9月くらいまで釣れるウナギだが、それ以降は釣れなくなる。ウナギは冬眠するわけでなく、産卵のために海へいくもの以外は流れの穏やかな支流に移動すると思われる。ではどこに?
昨年の12月、筏川でウナギが釣れたという記事を見た記憶がある。筏川は木曽川の支流で名古屋港に通じている。地理的にもこの場所が冬場の生息地なのでと考えて釣行を計画した。
11月12日、自宅を午後3時30分に出発、4時30分に筏川に到着した。夏と異なり日没が早い。明るい間に周囲を散策して釣りができそうな場所を探す。周辺には2人ほどサオを出す人がいた。
エサは夏に購入して冷凍保存していたカメジャコを持参した。本流は流れがあるのでオモリは25号を使用しているが、ここは流れが穏やかだったので10号を選んだ。
当日の仕掛け
暗くなると堤防の壁面にエビが現れた。テナガエビのようだ。本流では9月以降に見るエビだが、ここはまだいる。これだけエサがあるので、この流域にウナギがいても不思議ではない。
30分くらいすると暗くなってきた。サオ先が時々ピンと振れるが、注意して見ると川の表層付近をコウモリが飛んでおり、ラインに触れてサオが振れるようだ。15分くらいで仕掛けを回収するとエサがかじられている。何かがいる。それが何かは分からない。
本命現れず野ゴイ50cm
完全に暗くなった午後6時、いきなりサオが大きく曲がり川に持っていかれそうになる。慌ててサオを抱えてやり取りすると、トルクがある引きで獲物は大きそう。無理をせずドラグを緩めて徐々に間合いを詰め、手前まで寄せてタモですくった。50cmくらいの野ゴイだ。本当によく引いた。
本命のウナギはここまでのトルクはないためライトタックルを選択するが、このような大型な魚がいるなら多少強度があるものが求められる、本流ならエイだが、ここでは野ゴイということだ。