食欲の秋。たくさんの魚種が狙え、おいしい魚が釣れる季節だ。10月25日に本紙APCの丸山さん、川中さんを誘って3人でおいしい魚を釣ろうと、三重県・南伊勢町迫間浦の日乃出屋のイカダに出かけた。狙いは今が最盛期のアオリイカ、他にアジやヘダイ、カワハギなどだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉敦)
イカダでエギング釣行
午前5時すぎに日乃出屋に到着。最近の釣果を聞くと、アオリイカはキロオーバーが上がっているらしい。早速支度を済ませて午前6時に出船。当日は寒波の影響で季節風が吹き、風が強く釣りにくい状況だった。
私と丸山さんは日が完全に昇る前の朝一にエギングでアオリイカ狙い。川中さんはアジを狙ってサビキでスタートした。タックルは図を参照。
強風と寒さで急激に気温が下がったのか、1時間ほどエギをシャクり続けるが全く反応がない。朝一にアオリイカを釣っておかないと、これはヤバイかもしれない。
もしかしたら今は下げ潮の時間帯だから上げ潮に変わってからが時合いか……。サビキや胴つきで魚を狙っている川中さんも、エサ取りのアタリもないと首をひねる。
ダンゴ釣りでヘダイが入れ食い
反応が全くないので、ここで丸山さんがメタルジグで攻めると、この日始めてのアタリ。オオモンハタだ。
だが後が続かず、丸山さんはダンゴ釣りに切り替える。こちらはダンゴの効果が出たのか、オキアミでヘダイを連発する。
ダンゴの威力は絶大のようで、川中さんもヘダイやフグやキタマクラなどを上げる。丸山さんはヘダイが入れ食い。
今回エサ取り対策として用意したのが、ライトから新発売になった赤青一撃!グミ。その名の通りグミ状のエサで、フグやベラなどのエサ取りに滅法強い。
エサ持ちの良さを生かして、エサ取りらしきアタリはスルーし、金属的な本命アタリだけをアワせていくとヘダイが連発していた。
コウイカ登場に大騒ぎ
11時を過ぎて晴れてきて気温も上がり、潮が返して逆に流れてきた。するとエギングで頑張っていた私のサオにモヤモヤとした感触。アワせると待望のヒットだ。でもアオリイカほど引かないな~。釣り上げるとコウイカだった。これはこれでおいしいゲストだ。
皆「お願いだからスミ吐かないで~」、「こっち向けるな」と大騒ぎ。写真を撮るのも大変だった(笑)。
800g頭にアオリイカ登場!
さらに流れが変わったのか、またすぐにアタリが出た。アワせるとグーングーンとアオリイカ特有の引き。ようやくの本命は、500gと食べておいしいサイズだった。
さらにアジが回遊してきたようで、サビキの川中さんが連続で釣り上げる。いよいよイカダの上は忙しくなってきた。
そしてエギングの丸山さんにもヒット。これは強烈な引きだ。サオがかなり曲がっている。上がってきたのは800gのアオリイカだった。
私ももう1匹釣りたいとエギをシャクり続けていると、じわ~っと重たい感じ。「ヨッシャー!」とアワせて、500gのアオリイカを追加した。