山口県周南市・肌合(はだあわせ)港の直穂丸(なおまる)で、上関・祝島沖へタチウオ狙いで釣行。テンヤで2尾、ジギングで17尾の合計19尾を釣り上げることができた釣行の模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之)
直穂丸で船タチウオ釣り
10月5日、山口県周南市・肌合港の直穂丸で、上関・祝島沖へタチウオ狙いで釣行してきた。
午前5時30分すぎに3人で出船。約1時間30分で水深70~75mのポイントに到着。タチウオテンヤ50号にイワシを巻き付け、スローに巻き上げながら魚信を待つ。
すると、早速右舷で釣りをしていた同船者にヒットし、ベルトサイズながら本命をゲット。続けて同サイズが2人にダブルヒット。
上げて止めて小型キャッチ
左舷の私にはアタリがない。2人の釣り方を観察すると「底から2~3m付近で止めて待つ」「2~3m上げて止める」を繰り返しているようだ。私もまねして同サイズをゲット。
しばらくはこのパターンでアタリはあるのだが、グ~ッと食い込む本アタリがこない。小さなアタリでアワせても乗らない状況が続き、2時間で2尾と苦戦。同船者らはテンヤにアシストフックを装着し、苦戦しながらも数を伸ばしている。
ジギングにかえてフッキング率向上
テンヤを回収すると、本来はイワシの腹部分を下から食ってくるのだが、尾だけとか、背中部分だけかじられたりしていることが多い。この食い方ではテンヤにフッキングさせるのが難しい。
思い切って作戦変更。ジギングに切り替えてみるとフッキング率が上がった。着底後、スローに2~3シャクリした後、ステイさせて食いの間を与えてやると、一気に引ったくったり、じゃれつくようなアタリがひん発。しかし、サイズが上がらずベルトサイズ~指幅3本クラスが主体だった。
指4.5本の良型ゲット
徐々にアタリも少なくなってきたので、深場のポイントへ移動。水深は93~103m。ここでもジギングを試みる。着底から2~3シャクリで止めを繰り返していると、「ドンッ!」これまでより重量感のある引き。
時折上に向かって泳ぐため、テンションが抜けないように注意しながら巻き上げると、当日最大の指幅4.5本105cmが上がった。