9月19日、台風がすぎ去り、昼間は風が強かったが夕方にかけて弱まってきたのでシーバス狙いに。場所は熊本県天草市本渡にある本渡港。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)
本渡港でシーバス釣行
「4~5mかな、いい感じに波っ気もあるね」潮は上げで右から左へ。「先発はスイッチヒッターだな」風を利用して遠投。余分なラインを巻き取りロッドを立てて1秒に1回転のリーリングスピードで巻いて来るとゴッ。
「アタったけど……」同じコースを投げ同じように誘うが出ない。「見切るの早いな。でも確実に途中まで見に来てるんだよな」ルアーを取っ替え引っ替えするが反応がなく、あるのはスイッチヒッターにショートバイトのみ。
「何かが違うんだろな」。手持ちのルアーでは手段がないため一番当たりに近いスイッチヒッターを続投。今度は飛距離、着水地点を変えながらルアーのターンする場所をわずかに変えて探っていくが出ない。
ならばと今度は自分の立ち位置を横に移動しながら探っていく。もちろん飛距離、着水地点を変えてターンする場所をわずかに変えながら。「上じゃない?レンジ下か?」だが経験上、活性があり、食い気のある個体は断然上だ。
73cmのパワーファイトを堪能
元の場所から5mほど横に移動して探っていく。ルアーが着水し、余分なラインを巻き取りリーリング開始直後、ゴッゴンッ!「乗った~」ひと呼吸おいてからのフルフッキング。ガババッ、フルキャスト直後のバイト。約70m沖での強烈なエラ洗い。
「良かった~グッドサイズ。あら?潮上に上がっていってる」経験上、潮上にのぼっていくのはいいサイズばかり。「ランカー?引きは重量感あるけどな~」やっと掛けた魚をバラしたくないので、ゆっくりていねいに寄せて無事ランディング。
ランカーではなかったが、サイズは73cmで丸々肥えた個体だった。「いいコンディションだな、ちゃんとエサ食ってる」。写真を撮ってリリースし、もう少しやりたかったが明日は用事があるためここで帰路に就いた。
<週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行/TSURINEWS編>
本渡港