三重での「イカダエギング」釣行で500g級頭にアオリイカ連発

三重での「イカダエギング」釣行で500g級頭にアオリイカ連発

今年は各地で秋のアオリイカ好調!のニュースをよく耳にする。イカダエギングのメッカとなりつつある三重県・南伊勢町迫間浦の日乃出屋でもさぞや釣れているだろうと思いきや、相次ぐ台風による大雨のため極度の水潮が入り、他の地域と比べてかなり開幕が遅れていた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

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日乃出屋でイカダエギング釣行

それでも台風15号が過ぎ去った直後、イカダでようやく好釣果が出始めたと聞き、9月27日に調査も兼ねて出かけることにした。現地に到着したのは午前5時すぎ。早速大下船長とあいさつを交わし、タックルを船に積み込む。

三重での「イカダエギング」釣行で500g級頭にアオリイカ連発日乃出屋の受付のある建物(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

そして6時前に船は桟橋を離れ、穏やかな湾内を滑るように進んでいく。最初に常連の山口さんをイカダに下ろし、私が渡ったのは湾口に近いイカダ。春イカの時期にも何度か渡ったイカダだ。

1投目から元気いっぱいの反応

早速荷物を下ろし、ヤマシタのエギ王Qライブ2.5号を岸に向けてフルキャスト。風は無風に近く、ラインがスルスルと海中に吸い込まれていく。

ラインの動きが止まれば着底の合図。だが、この日は大潮のせいか、やたらと潮が速い。下げ潮のようで、湾口方向へかなりの速さでラインが流されていく。

三重での「イカダエギング」釣行で500g級頭にアオリイカ連発波穏やかな迫間浦の海に浮かぶイカダ(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

いったん回収し、エギの鼻先にイトオモリをグルグル巻いて2投目。今度はすんなりと底が確認できた。素早く3~4回シャクリを入れ、ラインは張らず緩めずの状態をキープしながら再度着底を待つ。これを2回繰り返した時、フォール中のラインが一瞬止まったかと思った瞬間、スーッと前方へ走った。

三重での「イカダエギング」釣行で500g級頭にアオリイカ連発1投目から元気いっぱいのヒット(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

ここでアワせると、グンッと心地いい重量感。なんだかいつものアオリイカよりも、かなり引きが強い。良型か?と思いながら寄せてくると胴長16~17cmの秋サイズのアオリイカだ。「元気なヤツやな~」と言いつつスカリへ。

開始3投で3匹手中

そして次投では足元まできたエギがグンッとひったくられて、これまた一段と重い引き。しかもコイツも重い上にやたらと暴れまくる。もしかして……。やがて見えてきたのはやっぱりのコウイカ君。しかもこれがデカイ。ギロリとにらみつける目が印象的だが、目を合わさないようにしてスカリに入っていただいた。

ややコースをずらしてキャストした3投目は、カーブフォールさせている途中でラインがピンッと弾かれた。すかさずアワせると、コウイカとはまた違った重量感。姿が見えてから散々スミを吐き散らしたのは、少しサイズアップの胴長18cmだった。

三重での「イカダエギング」釣行で500g級頭にアオリイカ連発少しサイズアップした(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

開始3投で3匹。「こりゃ今日は何匹釣れるんだろうか」と思ったのが運の尽き。ここから沈黙が続くのは、釣りあるあるだ。

イトオモリを外してエギを流してみたり、逆に重くしてボトム周辺をネチネチ攻めたり。もちろんエギも小は2号、大は3.5号とローテーションしたが、どれも正解ではなさそうだ。

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