2022年9月24日(土)に3年振りに開催されたアジングメーカーの34(THIRTY FOUR)が主催するアジングカップ淡路島大会に参戦してきた模様を、予選と決勝に分けてお伝えしたい。自身は前回3位であり、今回はどこまで自分の技術が通じるのかを確認するためにも、参加された皆さんと競いたいと楽しみにして参加した。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
台風で予習できず
前の週はプラクティスに入ろうと考えていたが、何と台風通過の予報。これはプラクティスどころではない!この台風通過が大会にどう影響を与えるのか……。全く想像がつかないまま大会当日を迎えた。
釣行前に久しぶりのご挨拶をと淡路市にあるルアーショップ・プロセスさんに寄って海の状況を聞くも、夜になるにつれて風が出る予報なので何とも言えないと本当に手探りの状態。情報が全くないまま受付へ向かった。
アジング大会ルール
淡路島には約7年通っているが、本当に経験値をフルに生かさないとアジの姿すら拝めないのではと考えてしまう。この時期の経験値を思い出してスマホの地図にプロットした場所を見返していた。受付後、久しぶりにアジング仲間(ライバル?)と再会。会えなかった間の話で盛り上がり開会式となった。
参加者はアジングカップ21名+豆アジングカップ参加者13名で前回より約半分となっていたが、表彰台に上がっている方もちらほら居られたので激戦となることは容易に想像がついた。
開会式で発表されたレギュレーションはマアジ5匹の重量で競われる。18時~検量受付終了の21時30分までの約3時間半の間に、淡路島島内での釣果を競う。ただし、釣り禁止の福良港と由良港の一部、淡路島観光ホテルの釣り場は対象外とのこと。
さぁ大会スタート。
予選スタート
スタート順は受付時のアルファベットカードを使い、スタッフが引いた順に2分毎にグループでスタート。私は運よく1番グループでスタートを切ることができた。車に乗り込み狙っていた場所へ向かう。狙いのポイントに着くと相変わらず人気のようで人は多いが、何とか場所を確保することができた。
フロートリグで狙う
タックルはいつも通り、8.5ftのライトゲームロッドにフロートリグの大型の回遊狙い。ポイントに入れたはいいものの、予報通り北からの風とうねりが入っている。正直言ってフロートで狙うには少し条件が悪い。しかし、この時期のタイミングさえ外さなければ絶対に回ってくると確信が持てていたので迷うことなくキャスト。
良型手中もマルアジ
しばらくラインメンディングをしたり、流すレンジを探しているとアタリ。強烈な引き込みでドラグが出る。ネットに入れるとアジ。よし!予想通りとほくそ笑んでいると……。アレ!?尾びれの前に小さい鰭?これマルアジやん!残念ながら検量対象外。しかしリリースしてポイントにプレッシャーをかける訳にいかないのでキープ。再度ポイントへフロートを打ち込む。
尺超えマアジをキャッチ!
時間とともに少し風が落ち着いた。多少メンディングも楽になったと思ったタイミングでティップにまでアタリが出た。リールを巻きながらアワせると確かな重量感。ドラグを鳴らしながら底に突っ込むような引き。間違いなくアジだが……。先ほどのマルアジではと不安がよぎる。
ネットに入れると堂々の尺超えのマアジ。よし!まずは一尾目!すぐに打ち返すと再びヒット!次も同サイズのマアジ。あと3匹でリミットメイクできる。しかし、再び風が吹き出し、レンジすらぼやけてしまった。
4匹でタイムオーバー
日没から時間がたつと浮いてくると予想して、今まで流していたレンジより少し上を意識して流すようにパターンをかえてみた。時間はまもなく20時30分。検量受付最終まで残り1時間ちょっと、このポイントから会場までの移動時間を考えるとあと30分が限界である。
するとサビキ釣りの人にアジが釣れ始めた。ウキから2本目くらいのハリに掛かっている。やっぱりレンジがかわっている。予想は当たっていた。フロートのカウント数を約2/3くらいにして攻めるとヒット。その後もう一尾追加して4匹で時間リミット。検量会場に急いだ。