美味な高級魚の代表格アカムツは、中深海（中深場）釣りのトップスター。それだけに気位が高い？のか、釣果に差が開く釣り物でもある。今回、効果的な仕掛けの使い分け術とともに、オーナーばりの西馬さんと訪れた遠州灘での実釣を通し、攻略の様子をレポートしたい。
（アイキャッチ画像撮影：TSURINEWS編集部・五井）
TSURINEWS編集部
2022年10月21日
巻きの誘いでダブルヒット
後半、底潮が再び動き出したところで、西馬さんは仕掛けを中深海吹き流し 五目3本に戻した。潮に絡ませて仕掛けをなびかせ、リールが2秒で1回転するスロー巻きで誘い上げていく。
この仕掛けの全長は3m。タナ内に仕掛け全体を通すことを想定すると、オモリを底から4m離すのが好適なわけだが、潮の流速を考慮して仕掛けがどのくらいの角度で流れているかイメージすることが大切だ。
西馬さんはタナ内に仕掛けを通しつつ、10mほど誘い上げては落とすのを繰り返したところ、タナの底部でヒット。そのままスロー巻きで誘い、もう1匹追い食いさせることに成功。アカムツを見事ダブルでキャッチした。
見事ダブルが決まった（撮影：TSURINEWS編集部・五井）今回、西馬さんは初めて遠州灘のアカムツ釣りに挑んだが、臨機応変に仕掛けや釣り方を変えて対応し、後半に追い上げて地元の人とサオ頭を競った。
地元の人も本命をキャッチ（撮影：TSURINEWS編集部・五井）アカムツに挑戦したい、通っているけどなかなか好釣果にありつけない。そんな悩みを抱えている人は、ぜひ今回の例を参考にしてほしい。
＜五井／TSURINEWS編集部＞
