フカセ釣りをちょっと快適にしてくれる便利アイテム:ウキ回収パラソル

フカセ釣りをちょっと快適にしてくれる便利アイテム:ウキ回収パラソル

後から気付いたり知ったりして、「なぜもっと早く使っておかなかった?」と後悔したアイテムはないだろうか?今回はフカセ釣りでそんな経験をした著者が紹介する便利アイテム「ウキ回収パラソル」を紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター濱堀秀規)

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濱堀秀規

徳島県在住の濱堀秀規(ハマちゃん)と申します。「地球は僕らの遊び場さ」と磯釣りや船釣りで1年どこかの海を駆け回っています。得意技はフラれる事、特にお魚に。釣り記事以外にも、徳島の農産物と食を題材に「浜ちゃんのうまいモノ絵日記」と題したコラムを10年以上毎月連載中。マルキユーフィールドスタッフ。1級小型船舶操縦士。

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海釣り 磯釣り

釣り人的「失敗の自慢話」

大物最長寸をゲットした話とか、クーラー満タンになった話など、その手の自慢話は、ほとんどの人が真剣に聞く耳を持ってくれない。

一方、失敗談は、皆が聞き耳を立ててくれて、「それで、どうなったん」とか「ワハハッツ」と大笑いして反応がいい。失敗談を話す方も、多少の脚色を加えて、面白おかしく話を膨らませて楽しい物語を喋ってくれる。

ウキにまつわる失敗談

ある時に仲間が、イトを切られて、高価なウキを流して、大損をした話をしてくれた。その横で、もう一人の釣友が、「わしもじゃ、1回の釣行で、ウキ3つ流した。」すると、また他の釣友が「私は1回釣行で7個も流した。渡船代より、ようけかかったわ」と失敗談の自慢大会が始まった。

ウキ回収パラソル

その話が盛り上がっているときに、一人釣友が「ウキ回収パラソル、持っとらんのん?」とぶち込んできた。「ほんなんでウキ取れるん?」と他の皆が疑っている。「取れるよ。腕があると」信じてない釣友達は、「ウキの1個や2個、なくすの当たり前やし、それだけ、細いイトで攻めているってことだしなあ」「そうそう、遠投できるようにミチイト細くして、大物がきたら切られてもしゃあないわ」「そうそう、しもり際せめとらんの」とウキ回収パラソル提案者に逆風が吹く。

ウキ回収パラソルを知らなかったときはもちろんだが、回収には腕がいるとか、あまり飛んでいかないので遠くに流れたら意味がない、回収に時間がかかって時合いを逃してしまうこともあるなど、持っている本人からも悪い評判を聞かされた。これが、ウキをいくつもなくすまで買わなかった理由である。

フカセ釣りをちょっと快適にしてくれる便利アイテム:ウキ回収パラソルウキ回収パラソル(提供:TSURINEWSライター濱堀秀規)

買ってみた

今となっては、なんでもっと早くから、ウキ回収パラソルを買って、使わなかったんだろうと思っている。

だって、ウキ1個回収すれば、元が取れる値段である。ウキが回収できなければ、いつも通りと諦めればいいだけである。いつも、竿入れ(竿バッグ)のサイドポケットに入れておけば、いざと言うときに便利である。

具体的な使い方

ウキが飛んでから回収までの流れを簡単に説明する。

1、切れたミチイトの先に、パラソルを結びつける。
2、竿をコントロールして、ウキを回収する。

これだけである。

コツは、流れたウキよりも遠くに飛ばすこと。ウキを狙うのではなく、ウキよりも相当遠くてもいい。そしてリールを一定速度で巻きながら、スーッとウキの上を通る感じで巻くとうまく回収できる。一発で回数できると、気持ちがイイものである。

失敗しやすいのは、パラソルがウキの近くまでくると、ついつい速く巻いてしまうことである。スピードがかわると、パラソルがウキの上を通り過ぎてしまう。

それと、コントロールである。私も、コントロールはよくないので、だいぶ遠くに投げて、巻きながら、角度をウキの方向に合わしていくとバッチシである。

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