今年は、明石ジギングの調子がよろしい。青物が2ケタ釣果となるような日が続いている。ただ、私自身はその波に乗れないでいた。7月には丸ボウズ、8月はメジロ2匹の貧果……。三度目の正直の釣行は西エリアで、調子にのって四回目は東エリアで楽しい釣りをしたのでレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター田中耕二)
魚英で明石ジギング釣行
9月10日、この日は大潮。Nさんといつもお世話になる魚英さんで出船。朝は西向きの潮に乗って、淡路寄りの橋脚を攻めた。8月に釣行した時にはサワラにジグを強奪されたポイントなので、リアフックを装着してサワラを狙ってみたが、サワラどころかメジロもヒットせず。Nさんは、メジロを仕留めていた。
明石をホームとするNさんによると、今年は潮回りが小さい方が橋脚周辺のメジロは安定して釣れているそう。パターンも速巻きが有効なのだそうだ。
西エリアへ移動
潮止まりを機に明石海峡を西へ転進。カンタマと呼ばれるポイントに船が集結している。僚船ではツバスやサワラが上がっているらしい。サワラ大好きな私は、勝手に盛り上がる。
水深は30~50mと起伏に富むが、根掛かりは少ない。なので、リアフックを装着してサワラ本命で狙う。3ozロッドに150gジグをセットしてワンピッチしていると、ゴチンと乗ってきたのはメジロ。周りではツバスが入れ食い。今シーズンの苦戦がウソのように連発、連発、連発。マシーンのようにツバスをブッコ抜き、その中からシオとサワラ、メジロを仕留めた。ツバスはエラにフッキングした1匹のみをキープ。Nさんは極太のハモまで仕留めて大満足したようだ。
一週間後に再度出撃
サワラはもちろん美味かったが、シオが激ウマだったので、味をしめて16日にも魚英さんを訪れた。今回は、中潮なので橋脚のメジロを攻略してその後はシオとサワラを仕留める目算で出船。
朝は東向きの潮が流れているので、小磯から攻めると船長からアナウンス。1号艇の右舷ミヨシに釣り座をとって出船。港を出て左に進路をとり、明石海峡を目指す。橋を越えてポイントに着くと潮波が立ち、ゴウゴウと流れている。4ktは流れているそうだ。
ベイトタックルに250gシルバーグローを付けて遠投する。着底するころには、ジグは真下にあるので、2回ボトムを取るのが限界。それ以上続けると船を越えて左舷の仕掛けとオマツリするし、着底感もぼやけるし、ヒットしても船底ブレイクとなってしまう。
小磯でメジロ
まずは自分のパターンでワンピッチとフォールで攻めるがノーバイト。左舷側で連発しているアングラーのジグを見るとシルバーロング。船長からは中層まで真っ赤に立ち上がった反応もあるとのアナウンス。
誘うタナが深すぎたのかとボトムから20mをワンピッチで誘い上げるとドン。潮に乗って抵抗する引きを楽しみメジロをキャッチした。
次の流しでは、ボトムから速巻きで20m誘ってやると、引っ手繰るバイトがでた。何となくパターンが分かった気がしたが、オマツリしてPEブレイク……。次も巻きで来ると続けたが、フォールを止めるバイトが出るなど一定しない。
潮が緩むまでに6回ヒットして4匹のメジロをキャッチ。左舷ではブリも出ていたので、ジグが船から離れる方が有利だったのかな。