今年の夏は雨ばかりで夏らしい夏もなく、渓流は濁りと増水で夏休みなのに釣行できず。それでも魚が釣りたいから、長野県・平谷村の平谷湖フィッシングスポットに出かけてきた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤孝一)
平谷湖でフライフィッシング
釣りをしたのは、午後からの3時間。フライロッドをのんびり振ってきた。今回使用したタックルは、ロッドがダイワのアルトモア8ft3inch3番、リールもアルトモア、ラインはDT3F、リーダーは5X9ftにティペットはナイロンライン0.6号。フライはたくさんの種類を使った。
夏の平谷湖へ出かける機会は少なく、フライは何がマッチするのか分からなかったので、ボックスの中にあるフライを次から次に使った。それでもヒットフライが分からず、本当に苦労した。管理釣り場だから簡単に釣れるだろうと思っていたが、ナメていました……。
あの手この手も苦戦
最初はウェットフライを使ったが、魚は全く無視。引いても沈めても、浮かせても全く反応はなし。唯一ニジマスが釣れたのは、フライで水面をたたきながらやる気スイッチを入れる釣り方。この釣り方で数匹のニジマスが釣れたのみだ。
ウェットフライは反応が悪いので、マーカーをセットしてビーズニンフで誘ってみたが、こちらは全くアタリなし。悩む……。答えが見つからない。引いても沈めてもダメなら、今度はパラシュートやエルクヘアカディスを水面に浮かせてみたが、2匹釣れただけで終了。すぐに釣れなくなってしまった。
ヒットパターンはペレットフライ
悩んだ挙げ句に出した答えはペレットフライ。エサやりタイムに異常に食い気を出すから、ペレットフライをタイイングしたことがあって、その1本だけボックスに入っていたので試すと、これが当たり。やはり食べ慣れているエサは反応がいい。
ペレットパターンに変えるとそこそこ釣れるようになったが、普段のように爆釣になることはなかった。夏の平谷湖は難しい……。
秋雨前線が南下して秋晴れが続き、涼しい日が多くなってくればここは最高のシーズンになる。渓流も禁漁になっている時期なので、一度秋の平谷湖フィッシングスポットに出かけてみてはいかがだろう。これからが楽しみだ。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤孝一/TSURINEWS編>