愛知での投げ釣りで良型キス好捕 長雨の影響でサカナ低活性か?

愛知での投げ釣りで良型キス好捕 長雨の影響でサカナ低活性か?

27日、午前5時すぎに美浜町の海岸に集まり、釣りをスタートした。満潮午前5時39分(名古屋港)という満ちから下げの潮を釣る潮回り。今回の釣行で人生初めての自然現象に巡り会った。詳しくお話ししよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明)

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木曽三川の流量が満ち潮を押し戻した?

帰宅後、木曽三川の平均流入量を調べてみた。伊勢湾環境データベースの資料によれば、平成14~26年の6~8月における河口付近の年平均流量は、木曽川345.6立方m/s、長良川167.9立方m/s、揖斐川93.5立方m/sとある。三川を合計すると1秒間の水量は約600立方m/sとなる。Sはsecondの略で「秒」を表わす。1時間に換算すると600×60×60≒210万立方mにもなる。

通常はこの水量を押し戻して湾奥へ向かう満ちの潮の流れがある。この日は満ち潮を押し戻すほどの河川の流量があったと思われる。こんなこと見たことありますか!?

肝心のキスの釣況は芳しくなかった。これほどの水が出ると海水の塩分濃度はバランスを崩す。今回キスが少なかったのはこの影響だと思う。ハゼは汽水域を好み、キスはこれに慣れるのに時間がかるからだ。

知多半島のキスは、天候に左右されるが9月いっぱい釣れ続ける。キス釣りに行くなら今だ!型も良く、ポイントも近い。キスは濁りと雨を嫌うから、釣行日の前の天候を注視しよう。

<週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
美浜町から常滑の海岸
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年9月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。