待望のシブダイ45cm的中
日付は変わって午前2時、それまで上空を照らしていた月が沈み暗闇に変わった。潮もそれまでより勢いのある流れに変わった。サオ3本沖の潮目を流れていた電気ウキの灯りに集中していると、スコンと勢い良く入った。サオを立ててアワせると、これまでの魚とは比べ物にならない強い引きが返ってきた。
シブダイは海底に張り付く習性がある。そうはさせるかとリールを強引に巻き続け、数回の強い突っ込みに耐えると海面に魚が浮いた。キャップライトの明かりで魚を確認すると、腰に白い点のあるシブダイだ。「やったー!」大事にタモですくい磯にずり上げる。メジャーで計ると45cmあった。
潮が良くなったのか、おいしいアカハタとクロホシフエダイが連続で釣れた。しかし、潮が止まるとアタらなくなったので、午前5時に納竿して磯のまきエサを洗い流した。
結果、シブダイ45cm1尾とクロホシフエダイ3尾、アカハタ、ニセホシフエダイ、ウミゴイ、アラカブなどの釣果だった。次回は、条件の良い闇夜にシブダイの数釣りにチャレンジしたい。
<週刊つりニュース西部版APC・新増初生/TSURINEWS編>
南さつま・ボラマツ
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