8月21日(日)、大原の週刊つりニュース協定・春栄丸から出船。前日より水温が2度下がりやや苦戦したが、船中そこそこの釣果が上がり、土産十分の楽しい釣りができた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)
春栄丸でイサキ釣り
大型主体に数が望めると人気の外房大原沖のイサキ。さすがに6月、7月のように連日トップは規定数の50尾に到達とはいかなくなったが、それでもいい時には20~30尾くらい望める。
そして、ゲストも多彩。マダイや、アジ科の最高級魚といわれるシマアジが食ってくることが多い。シマアジは0.4~0.6kgくらいの小型が主体だが、いい日には2ケタも有望。盆明けの17日はトップ12尾で二番手が11尾。18日が5~11尾、19日がトップで8尾。小型ばかりと油断していると、7月29日には船宿レコード更新となる3.3kgが浮上。28日は1.6kgが頭で2~8尾。
小さくても引きは強烈。ただし口の脇が弱く、時間をかけるとハリ穴が広がりバレることもたびたび。さらに根の上などの浅場を攻めるので、根ズレでハリス切れも多い。まさに釣り上げるのは至難の技だが、釣れた時の喜びは格別。イサキで土産、高級魚で大満足の釣りは9月末までの限定。当地では細ハリスが主体のイサキ釣りだが、9月半ばくらいになると2号、3号といった、普段は使わない太ハリスでもバリバリ食ってくるというから楽しみ。
30cm超イサキ登場
4時半少し前に白川永一船長の操船で僚船とともに出港。ベタナギの海上をポイント目指して疾走する。5時の竿入れ時間ちょうどに到着。
船長からタナ11~8mの指示が出てスタート。きつい根の上を狙うらしく、随時指示ダナの変更がアナウンスされる。16~13mとか、14~11mなど、だいたい3m刻みの幅で指示を出す。有名だった大船長お得意のマイクパフォーマンスをしっかり受け継いだようで、とにかくマメに指示を出し、釣らせようという気概が伝わってくる。
朝イチの入れ食いを期待したが、なかなかアタらず少し移動。開始30分で最初のアタリが左舷ミヨシの板垣雄一さん(越谷市)にきて、30cm超のイサキ。同時に右舷ミヨシの黄木孝悦さんにイサキとは違うアタリ。上がってきたのはマダイ。
そして、すぐに強烈なアタリ。かなりの引きを見せて船長にタモ捕りされたのはシマアジ。1kg以下だが、船長いわく、「こんなんでも引きはすごいよね」