8月15日、釣り仲間の誠君を誘って愛知県・南知多町片名港のおざき丸に、カワハギ狙いで乗船した。キャストして広範囲を探る釣りで、カワハギ19~26cm9匹とチダイ1匹の釣果を得た釣りの模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘)
おざき丸でカワハギ釣り
8月15日、釣り仲間の誠君を誘って愛知県・南知多町片名港のおざき丸に、カワハギ狙いで乗船した。
誠君は乗合船のカワハギ釣りは久しぶりなので、すごく楽しみにしていたようだった。受け付けを済ませて、空いていた左舷トモから3番目に私、4番目に誠君が釣り座を構えた。トモには顔なじみのカワハギ名人も2人釣り座を構えていて、乗船中は楽しく過ごせそうだ。
午前5時に満席で出船して、航程50分で神島南のセギョウ瀬に到着した。ポイントは波風もなく、絶好の釣り日和だ。尾崎船長から「水深は24mです。根掛かりのないポイントですので、投げられる人は投げて広範囲を探ってください。準備できた人から始めてください」とのアナウンスで釣り開始となった。
キャストして広範囲を探る
まずは潮の流れを見るために船下に仕掛けを落とした。ミヨシからトモに流れているので、仕掛けを回収して斜めミヨシ方向の沖25mへ投げた。オモリが着底したころには、ちょうど正面くらいにミチイトがくる。
底にオモリをキープし、手前に誘いをかけながら寄せてくる。1~2秒ミチイトを張った状態で止めてエサを食わせてやる。その時アタリがなければ再び誘いをかけながら仕掛けを寄せてくる。
1投目からトモの名人にカワハギがヒットしたようで、歓声を上げて楽しんでいる。私にはアタリがないまま、船下まで仕掛けがきたので回収した。エサのチェックをすると1番下のエサがなくなっていた。気がつかない間にエサを取られていたようだ。
22cmカワハギから顔出し
エサ取りはカワハギだと確信し、2投目を投入した。10m手前付近まで誘ってくると、モゾモゾとした違和感があったので、誘いを止めて聞きアワセするとハリ掛かりした。小刻みな強い引きにカワハギを確信し、1匹目は慎重に巻き上げた。
水面の横走りをかわして一気に引き抜いた。22cmの良型カワハギを手にしてひと安心だ。これを見た誠君もがぜんやる気が出たようだ。
全てのハリに新鮮なアサリを刺し替える。なるべく届く範囲まで遠投し、手前に誘いをかけながら寄せてくる。今度も船下5m手前でヒットした。カワハギ特有の小刻みな引きを楽しみながらリールを巻き、今度も同サイズを取り込んだ。
投げて広範囲を探るのがキモ
船下を狙っていた誠君が「全くアタリがないけど?なぜ釣れてくるの?」と聞いてきたので、私が「夏カワハギは群れになってなくて単独でいるので広範囲探った方がいいよ。後カワハギにエサの存在が分かるような誘いをかけた方がいいよ」とアドバイスした。
そして誠君もチョイ投げに変更。その後、3匹目のカワハギを追加した後はアタリが止まったので移動となった。移動中に名人たちの釣果を聞きくと同数だったので、この日の私は掛けるタイミングがうまく合っているようだ。
投げて誘ってパラパラ追加
次のポイントは水深33mと深い。しかし私たちの左舷側では誰もカワハギの顔を見ることもなく移動となった。次は水深23mだ。潮はミヨシ側からトモへ速く流れている。
しかし底は流れが逆の二枚潮で釣りづらい。それでも広範囲に投げ分けながら探って、パラパラと追加していった。誠君も後半になって待望の1匹目がヒット。掛けるタイミングが分かったようで、2匹目も追加していた。