8月14日、半日釣りを覚悟して北但馬を流れる故郷の川・矢田川を訪れてみました。まずは上流で天然オトリアユをキープし、下流の通称「弁天」で体高ある海産遡上アユをキャッチしたお盆の帰省釣行の模様をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森雨魚)
上流部で天然オトリを確保
早朝、最寄りの「オトリ店・スタディーK」でオトリを入手。親切に対応して下さるオーナーに「一番客」と歓迎された後、上流部の湯舟川でまずは天然オトリを確保するために、村岡地区のサオ釣り専用区に入川してみました。
タックル・データー
サオ:剛流9m
仕掛け:完全仕掛け・複合メタル0.175号
ハリ:キツネバリ7.5号3本イカリ
オモリ:1~3号
20cm級のいいオトリを確保
アカ腐れした川相に困惑しながらも、流れの芯にちょいオモリを付けてオトリを引き上げると、一気に目印が走ります。早々にヒットしたアユは、22cmサイズのどう見ても湖産アユです。
対岸の岩周り、岩盤エリアの落ち込み……と、白泡や波立ちのあるポイントでは、期待を裏切らないヒットが続き、約1.5時間で5匹をキープ。
下流は水位の下がった大トロから
そして、いよいよ下流域となる矢田川の通称「弁天」に車で移動となります。発電所の排水による水量が増え始めるまでに、40cmほど水位の下がった深淵のトロ場でサオを出してみることにしました。
上流部でキープした天然オトリにハナカンを通して放つと、元気に対岸へと水面上の目印を引きずっていき、沈み岩の脇で予想通りにヒット。ゆっくりと引き寄せて足元ですくい取ったのは、体高のある25cmサイズの海産遡上アユです。このサイズなら、30分は楽しめます。
しかし、あとが続きません。やっとヒット?と思いきや、散々引きずり回されたあと姿を見せたのは、26cmサイズのウグイ。せっかくの1匹目のアユがグロッキーです。