挑戦を恐れては現状維持もままならない。それはヘラの世界でも同じこと。失敗を恐れずに突き進め!マルキユーインストラクター・吉田康雄に与えられた使命は、まさに挑戦。「先生」になんてならなくていい。いつだってどこだってザ・チャレンジ!
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)
新企画始動
記念すべき新企画の初回は吉田康雄の人物紹介をお届けしよう。
吉田康雄(よしだ・やすお)
1976年生まれ。千葉県柏市在住。マルキユー・インストラクター、東レ・ラインテスター、シマノ・フィールドテスター、ウキ吉田作の作者。おもな戦歴は第19回シマノジャパンカップ優勝。釣歴は幼少のころから。
職業はプロのウキ師
お決まりのプロフィール紹介はこのくらいにして(笑)、ここからは吉田ってどんな人間なのかを釣り糸を垂れながら聞いてみた。
なんでヘラブナ釣りだったの?吉田さんの年齢くらいならバス釣りも選択肢にあったはずだけど?
「小さいときに釣り堀に連れられていき、近所のおじさんにみっちり仕込まれてからはどっぷりハマりました。海にもバスにも浮気してません」
そうなんだ。ところで職業は?
「ウキ作って飯を食べさせてもらってます。ほかに取り柄もありませんから(笑)」
つまりプロのウキ師ってこと?
「はい。釣りとウキ、これだけです!」
ウキを作るようになったきっかけは?
「始めたのは子どものころで、当時は図画工作の域ですね(笑)。でもそのうち勝ちたいって欲が出てきて。アルバイトもしてたので、さまざまな有名作者のウキを買って使ってたんです。でもやっぱりしっくりこない。だったら自分で作ったほうが早いや、というのが本格的にウキ作りを始めたきっかけですね」
はじめは自分用に作って、そこで勝てるようになれば黙ってでも周りが放っておかない。そこからやがて、多方面からのバックアップを得てウキ販売のデビューとなったわけだね。
「そうなります。お世話になっている皆さまのおかげです」
根っからの釣りキチ
所属会とかは?
「それがウキ作りが忙しくて、そこまでの時間がないんです」
このご時世に遊ぶ時間がないほど忙しいなんて素晴らしいことだよ。苦労は買ってでもしろって言うからね。でも春は別でしょ(笑)
「そうなんですよ。近所に手賀沼とか印旛水系とか釣り場がたくさんあるので、乗っ込み期はムリにでも時間を作って通ってます」
やっぱり野釣りも好きなんだ?
「はい。でもとくに分け隔てはありません。管理でもハコでも、ましてや時期や釣り方も問わずで、とにかく釣りができさえすれば満足なんですよね。自分で言うのも何ですが、かなりの釣りキチだと思われます」
想像つくよ(笑)。ところで今回のオファーを聞いてどう思った?
「うれしかったですけど、何だかヤバそうな感じをヒシヒシと感じました。関口さんにイジメられそうって(笑)」
人聞きの悪いこと言わないでよ。釣りは挑戦。それを具現化してくれればいいんだから。
「でもたとえば釣れる釣り場に行って、その時の釣れる釣りはやらず他の釣り方で釣れって指令ですよね。正直、厳しい取材だなって」
まあ、そういう場合もあるって話だよ。イージーな取材だって、たまにはやる予定だから。
「たまにはですか」
ただ、もし釣れる釣り場で釣れる釣りをやってもらうなら、それなりの結果を出してもらわないと取材としてはNGだから覚悟してね(笑)。
「わかりました。頑張ります!」
次回からは「夏の底釣りってありだよね!?」をお届けします。
<週刊へらニュース編集部・関口/TSURINEWS編>
隼人大池