海で自然相手に怖い思いをすると、怖さが身に染みるもので、その積み重ねが小心者をさらに小心者にして、「あつものに懲りてなますを吹く」のような小心者の怖かったお話と間抜けなお話をします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
高価なタックルが海へダイブ
新しい「プレミアム」という名称のあるリールを買いました。私には高価で、使い心地良くお気に入り。サオは、新しいフルソリッドロッドで、落とし込み釣りで60cm近いハマチを2本上げ、朝一から意気揚々でした。
が、サオをロッドホルダーにセットしたつもりが、しっかりロックされておらず、ボートの揺れで外れてチャポンと海へ、脳が一瞬の空白を作った後に「アラーッ……」、手遅れです。新しいロッドとリールは海底へ向かっていきました。瀬戸内海の妖怪ぬらりひょんの仕業か、間抜けでもったいないことでした。
それからは、キャスティング以外ジギングでも尻手ロープを必ず取り付け、ロッドホルダーは1回ごとにロックを確認するようになりました。
どちらも欲しくて買ったので、釣具店に行き、みっともない話をしながら代替を探していた時、釣具屋のオヤジのニコニコ顔の怖いこと。私のカードのみを見ている怖さです。
<丸山明/TSURINEWSライター>