今月のテーマは「豊英湖本湖で地ベラを狙おう!」千葉県君津市にある豊英湖は大きく分けると川筋と本湖方面になる。前者は魚影が濃く例会などで上位入賞者が続出するエリア。一方の本湖は数は出ないが釣れれば良型地ベラの可能性が高い。今回はその後者を戸張が地ベラ狙いで挑戦する。ポイント選定のコツや釣り方など、戸張が知っている範囲でガイドしてくれる。第5回は型をそろえるための極意とは?
釣り方を解説
釣り方は宙釣りオンリーでしょうか?
「水位と水の透明度次第でしょうね。
そもそも本湖は底が取れるポイントに限りがありますし、初秋ではまだ宙釣り有利でしょう。ですが水が透き通っていると、浅いタナでは警戒心の問題で釣りにくくなります。
同じ宙でも長竿のチョウチンとかになるでしょうし、逆に雨後で濁り気味ならタナは浅くなるのが通例です。
あとはアベレージサイズがあまりにも小さい(8~9寸)なら、良型は別の所(ライン)にいる確率が高いので、移動もしくはタナを思い切って変えてみるのもいいかもしれません。」
小ベラと良型地ベラは混在しないと?
「はい。ただ小ベラが釣れているということはアタりっきりの状況とも言えますので、そこで移動やタナ変更の決断はなかなか難しいかもしれません。
また小ベラの中に交じってこないとも限りませんから。」
先ほど確率を上がると言われましたが、小ベラ釣りのなかに確度を求められない?
「そういう傾向が強いですね。
むしろアタリ数は少なくても釣れて来れば良型主体。そういう状況であれば狙いの地ベラが交る確率も上がるでしょう。
ですが最終的にどちらの釣りが地ベラの数を上回るかと聞かれた答えられません。」
決断力が求められるシーンですが、狙いが良型地ベラであれば後者、つまりアタリ数ではなくアベレージサイズの大きい釣りを探すほうが面白いとも言えますね。
「はい。正直、例会の釣りであれば型など気にせず釣れることに重きを置きます。
しかしターゲットが良型地ベラと割り切るなら、私も小ベラ釣りを捨てて、サイズ重視の釣りに活路を見出すと思います。
それができるのが魚影が濃い豊英湖本湖の特徴でしょう。」
次回は「埼玉の人気釣り場・ビン沼の攻略法」です。
<戸張 誠/TSURINEWS編>
協力豊英湖釣り舟センター