午後からの半日、千早川マス釣り場へ出かけた筆者。厳しい暑さの影響で、人間も魚も活性低めの状況に。投げるポイントやルアーを細かく調整し、72匹のニジマスをキャッチした釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
千早川マス釣り場
2022年の梅雨は完全な空梅雨模様となり、筆者の住む関西でも2週間程で明けるという、記録的な短期間であった。本格的な夏が始まると、気温も水温も一気に上昇してエリアフィッシングのメインターゲットのニジマスにとっては非常に厳しいシーズンの始まりである。
しかし大幅な適水温オーバーであっても必ずしも釣れないことはなく、攻略のキーはひょんなことから見つけられることがある。僅かながらの可能性があるならばチャレンジしてみようと思い、自宅から近い千早川マス釣り場へ昼からチャレンジした。
表層でニジマスヒット
梅雨明け宣言が出てすぐに休日となりお昼から午後券で現地入りした。空は夏空という言葉が一番似合う雲ひとつない晴天。条件は悪いと思いつつ、高水温期の定番である表層レンジキープし易い0.4gのカラシ色のスプーンで実釣スタート。
クリアウォーターの千早川はマスの位置がよく見えるので、流れの芯に競うようにニジマスが定位しているのがよくわかる。キャストしてまずは釣れるレンジを探すと、1投目からバイトがありヒット。完全表層10cm程度を意識していると思われる。次に速度はどれくらいがいいのか探していると放流が始まった。
ヒットエリア発見で連打
しかしこの暑さ。何時もなら放流マスが定位する場所に集まらない。コレは探すしかない。放流狙い用のスプーンにかえて上池の隅から隅まで撃って行く。お客さんの少ない平日だからこそ可能なリサーチ。
やっと下手の水流と上手からの流れが当たる場所に多いことがわかり集中キャスト。1投1匹状態となり、途中で一度スプーンをかえた程度で20匹までを一気釣りできた。まずは放流狩り成功といったところ。
表層に狙いを定めて再び0.4gのスプーンに戻して反応のいい個体に狙いを定めて釣って行くが、やはり放流と違いスレるのが早く数が伸びない。
フローティングミノーで追加
気分転換に下池に移動。表層に反応がいいことを見つけたので、フローティングのミノーにチェンジして様子を見る。まずは通称ほっとけメソッド。キャストしてそのまま待つだけ。反応したニジマスが次々に襲いに来るが10回に1回程度掛かるだけで爆発的には釣れない。
下池も上池同様にやる気のある個体は流れの中にいることに気付いたので、フローティングミノーで釣っていくが流れがある分、フローティングミノーは定位できない。もどかしい状態が続くが、巻く速度を緩めたりロッドの位置を調整したりするなどしているとヒット。流れの芯から少し脇にいるマスの活性がより高いようで、ルアーのカラーをかえたりするなどして連続でキャッチできた。