ケンサキイカをはじめ、ツツイカ類を対象としたゲームで好釣果を得るためには、状況に合わせたベストな釣り方、タックルを用いる必要がある。今回、ロッド選びの要点を紹介するとともに、福井県の若狭湾で釣法とタックルを使い分け、マイカ(ケンサキイカ)を攻略する様子をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 五井)
若狭湾でマイカメタル釣行
若狭湾を訪れたのは7月13日。当日は、テイルウォークの下地さんの釣りに同行した。
乗船したのは福井県敦賀市色浜の豊漁丸。取材でたびたび好釣果を目の当たりにしている船だ。ポイントは敦賀湾口沖となった。
オモリグで横方向に探る
集魚灯が効きだす前はボトムに散在するイカを狙い、キャストして横方向に広く探るのが有効だ。そして、横方向の誘いとなればオモリグが強さを発揮する。
ただ、直近はボトムの釣りがイマイチで、序盤は中層で散発的にアタるとのことだった。そこでボトム狙いは切り上げ、中層を斜め横方向に広く探っていくことに。
METALZON(メタルゾン)
下地さんはテイルウォークのオモリグ専用ロッドMETALZON(メタルゾン)SSD S60-64MH/FSLにオモリグをセット。キャストして中層を広く探っていく。
グリップの付け替え
このロッドは、長さの異なる2つのリアグリップを容易に付け替えられる。ショートグリップを付ければグリップエンドがかさばらないのでスマートにアンダーキャストがこなせる。一方ロンググリップは、重いシンカーを使って脇挟みでロッドを操作したいときが出番だ。
マイカ7連続キャッチ
下地さんは、ベイトの反応が出ている水深35m付近を、カーブフォールや斜め上への誘い上げで探り、またたく間に7連打でマイカ(ケンサキイカ)をキャッチ。
周囲でもポツポツと釣果が上がるが、前半戦は圧倒的にオモリグ優勢で推移した。やはりイカが散在している状況では、広く探れるメリットは大きい。