梅雨(つゆ)入り前後から、九州北部で本格化してくる夏の好ターゲットのイサキ。北九州市小倉港のSEVENに乗船し、宮崎晃船長に同行。2タイプのジグ「MAKIE」&「SABAYAN」で40cm超えが連発した釣行をレポート。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・西岡宏祐)
シャローエリアでイサキ釣り
6月18日、山口県下関市・角島沖へ向けて出船。航行中、宮崎晃船長に状況を聞くと「100尾以上のイサキが乱舞した日もありますよ」とのことで期待が高まる。水深10~15mほどのシャローエリアをドテラで流し、ライトジグをロングキャストしながら広範囲を狙っていくとのこと。
ジグは「MAKIE」と「SABAYAN」
タックルはロッド6.3ft、スピニングリール4000番、PEライン1号、リーダー4号。そして、ガイドサービスセブンのMAKIE(マキエ)とSABAYAN(サバヤン)をスタンバイ。MAKIEはシルエット重視、キビナゴを模したリアルジグで、透明度の高い海域で細長いシルエットの魚を捕食している魚に効果的。マグロ、カツオ、キハダにも効く万能ルアー。
サバを模したSABAYANは、フォールスピードを最大限に引き出すために弾丸型のシルエットで、流れの速い海域や深場に向いているルアー。こちらもMAKIEと同等のターゲットを射程圏とする。2アイテムとも、テスト段階から現場での実績は十分。
ブレードは「エビ」回避の役割
これらはもちろんノーマルでも使えるが、ジグのリヤにはジグブレードを装着しており、これも同社オリジナルアイテム。
聞くと「ジグブレードの役割は誘いやアピールにもなりますが、これを装着すると水の抵抗を受けるのでエビになりにくいです。どんなピッチでシャクってもその状態にはならないので、釣りの効率が抜群に良くなります。10回投げて2~3回エビになったら、そのロスがすごくもったいないですよね」という。
実際、開始から終了まで一度もエビになるシーンはなかった。ちなみに、トラブルを回避しようと思ったらフロントフックのみが望ましいが、イサキに限っては8割がテールフックに食ってくるとのこと。