関西でのアマゴの解禁は3月~4月にかけて開幕する。しかし、シーズン初期は水温がまだ低く筆者の得意とするルアーではまだ釣りにくい。GWが過ぎた5月初旬からが本格的なルアーで狙えるシーズンだ。そんな五月晴れが続いた5月中旬。水温もそろそろ上がっただろうと思い奈良県野迫川村の川原樋川へ釣行した模様をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
スピナーで連発
さらに上流へ上って淵から瀬への長いストレートが続く場所に入った。淵から瀬までのかけ上がりが緩やかな場所でロングディスタンスを取ってキャスト。流れの速い流心の脇を攻める。追っている姿は確認できないが、淵から瀬に変わる手前でギラリと水中で鈍く光り、重みがロッドに伝わってきた。待望の二匹目。スピナーを芯まで食い込むほど咥えて上がってきた。
いきなりのヒットに喜んで、対岸の岸際をスピナーで探ると再びヒット。パターン成立かもとほくそ笑んでスピナーで釣り上ることを決定した。
浅瀬ではミノーに
しかし、浅瀬を攻めるとどうしても金属のスピナーでは根掛かりしてしまい折角のポイントを潰してしまった。そこで、瀬はミノーで淵はスピナーの釣り分けをすることにした。どんどん釣り上がる中でミノーにも反応は上々であったが、やはりスピナーへの反応はミノーに比べ物にならないくらい強く今回の釣行の立役者となってくれた。
最終釣果
心地よい疲れが出てきた17時前、帰る時間も逆算して終了。改めて魚篭からフリーザーバッグに魚を移して見てみるとサイズは20cm前後の個体でシーズン的は十分なサイズだ。数も10尾とまずまずで釣行を終えた。
釣行後、川原樋川を後に実家にアマゴを持ち込んだ。今年は父親の釣行回数も少ないらしく久しぶりのアマゴに喜んで貰えた。シンプルに塩焼きで味わい釣行を締めくくった。野迫川村の名産でもあるアマゴの美味しさに感動しつつ次回への釣行プランを考えていた。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>
川原樋川