今年は少し遅めのスタートを切った伊勢湾のノッコミマダイシーズンに乗り遅れないように参戦してきました。波で船が大揺れ。早々にタイラバは断念し、ジギングで何とか綺麗な本命をゲットできたので、その模様をリポートします。ポイントはジグを動かし過ぎないこと?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)
ノッコミマダイとは?
魚釣りで「ノッコミ」という言葉はよく耳にします。ノッコミというだけで旬な釣り!という印象を抱きますが、ノッコミとはそもそも何かというと、産卵を意識した魚が深場から浅場に移動して産卵に備える期間のことをいいます。
産卵するためには栄養が不可欠!だからノッコミに入る魚はエサを荒食いして産卵に備えるわけです。そのエサを食べるために活性が高い個体を釣り人は狙うわけですね!
伊勢湾のノッコミマダイシーズン
伊勢湾の通常のノッコミシーズンは早くて3月からスタートします。3月のノッコミは水深30mほどの浅場でも釣れますが、最近話題なのは磯マダイ!水深5m以内の磯でノッコミマダイを釣るという新メソッドも人気です。
終盤となるのは5月~6月くらいで年によってかわりますが、地域によっては7月くらいまでノッコミシーズンが続くこともあるようです。
ノッコミマダイの主な釣り方
ルアーでの釣り方は主にジギングとタイラバがあります。
ジギングのタックルセッティング
ロッドはMLクラスほどの120gくらいまで乗る先調子のジギングロッドです。リールのドラグは7kgくらいのベイトリールにPEライン1号、リーダー30lbなら不意な青物が掛っても安心してファイトできます。
ジギングの釣り方
シャクリ方は比較的やわらかいです。ジャカジャカ巻きや高速ワンピッチなどはほとんどしません。3・3・7拍子くらいのテンポで優しくジグを跳ね上げて、フォールやストップを入れてみるのが吉かと思います。
ジグはタングステンやシルエットの小さいものがオススメですが、ベイトサイズに合わせて臨機応変に試してみてください。
タイラバのタックルセッティング
タイラバロッドは120gほどまでを乗せることができるロッドに、ベイトリールのドラグ力4kgほどのリールで対応できます。PEライン0.6~0.8号が伊勢湾のタイラバでは主流らしいですが、私の場合、自船で船長をしていることもありますので、PEライン1.2号にリーダー20lbとやや太めなタックルを使っています。
タイラバでの釣り方
釣り方はいたってシンプル。「着底後10回から15回ほど巻いて落とす」を繰り返します。フォール中にマダイがチェイスしていることも多く、着底したらすぐにイトふけをとって巻き上げることがバイトチャンスを増やす上で大切です。ボトムに着底してすぐに巻き始めないとタイラバをマダイが見切るためです。
バイトが少ない時はフックにワームを装着してバイトチャンスを与える作戦も使います。ワームつけたほうが、高級根魚などの嬉しいゲストが釣れることもあり!