上越コマセマダイ釣りで4kg大ダイ好捕 ノッコミ期を狙い撃ち

上越コマセマダイ釣りで4kg大ダイ好捕 ノッコミ期を狙い撃ち

ノッコミシーズン最盛期を迎えたマダイの聖地・新潟上越地方の乗合船で、釣友と楽しんだコマセマダイ釣りの模様をレポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

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宮崎逝之介

メインフィールドはオフショア。魚を求めて各地の海に足を運んでます。 ブログ『信州海釣り班 tsuritabel』管理人。ぜひブログ・インスタものぞいてみてください。

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船釣り エサ釣り

良型がヒット

6時過ぎ。左舷側のファーストヒットは筆者だった。サオの動きが小さく、リールのミチイトも素直に巻き上がったので小ダイかメジナあたりかとやや油断する。サオをロッドホルダーに戻し、ビシをつかんでコマセバケツに入れ、クッションゴムからハリスを手繰る。

ここからは、サオもドラグも魚とのやり取りを助けてはくれない。人の力だけでの魚との綱引きがスリリングでたまらなく楽しい。と、突然スイッチが入り魚が強い力で走り出した。とっさにハリスを持つ指先を緩め、魚の力にまかせてスルスルとラインを出す。魚の引きは予想外に強く、せっかく手繰ったハリスがクッションゴムまで戻ってしまった。

デカいかも。再度態勢を整え、少しずつハリスを手繰っては魚が走ると緩め、しびれるような綱引きを堪能。素直に海面近くまで上がってきたせいか魚の体力はまだ全然落ちていない。ハリス勝負になってからの三段引きか。少しずつハリスを引いては出してを繰り返し魚との距離を詰める。バレるな。思わず心の声が出る。

4kg大ダイが登場

ようやく白い魚体が見えた。マダイだ。寺さんが差し出してくれたタモに、浮いた魚体が1周目はタイミングが合わず2周目ですうっと納まった。4kgジャスト・65cmのマダイだ。幸先いい大ダイだ。

これが口火となり周囲でもアタリが出はじめ、4~5匹のマダイが上がった。どれも2kgオーバークラスの大ダイだ。その後はポツリポツリとときどき誰かにアタリが出るようなペースだった。筆者はその後アタリを出せず、最終釣果はこの1ヒット1キャッチに終わった。

上越コマセマダイ釣りで4kg大ダイ好捕 ノッコミ期を狙い撃ちキャッチした大ダイ(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

釣友もナナマルキャッチ

一方の釣友・寺さんは、周囲でマダイが上がる中、実釣開始から3時間近く経ってもアタリがない。仕掛けを回収するときに仕掛けが海面付近を漂い他の釣り客のミチイトにハリが引っ掛かってオマツリしたり、船底に仕掛けが引っ掛かったりしていた上に、ハリに付けたオキアミがそのまま残っていることが多かったので、仕掛けが軽すぎてエサがマダイのいる層に届いてないのではないかと思い、仕掛けにガン玉を打って少し重めにしてみるようすすめてみた。

それが奏功したかは不明だが、その後、良型マダイを連続キャッチ。しかも、そのうちの1枚は寺さんのキャリアベストとなる70cmジャスト4.3kgの大ダイだ。もう1枚も2kgオーバーの良型だ。おめでとう寺さん。12時15分、大船長の号令で沖上がりとなり港に戻った。

上越コマセマダイ釣りで4kg大ダイ好捕 ノッコミ期を狙い撃ちキャリアベストをキャッチした寺さん(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

最終釣果

船中最終釣果はあくまでも筆者の推測となるが、半数以上の人がマダイをキャッチ。名人クラスの方は前半だけで5匹以上、その後何匹追加したかは不明だ。その他2~3匹上げた人が寺さん含めた数名。上がったマダイはいずれも2kgクラス以上の大ダイばかりだ。この日のノッコミマダイはおそらく「数の日」ではなく「型の日」だったのでしょう。コマセマダイ釣り、ムズくて、面白いです。

上越コマセマダイ釣りで4kg大ダイ好捕 ノッコミ期を狙い撃ち寺さんの釣果(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
金栄丸
出船場所:能生漁港