手軽な釣りの人気ナンバーワンといえばサビキ釣り。今まさに港や岸壁、海釣り公園などにアジが群れで回遊して釣れまくる時期の真っただ中。だれもが釣りやすいところから、夏のイベントにもぴったり。釣りが初めての人を連れて行くにもよし、ファミリーフィッシングにもよし。次の休日は仲間を誘って行ってみよう。
海釣り公園はこんなとこ
8月11日に訪問したのは北九州市小倉北区西港町にある「日明・海峡釣り公園」。
釣り場は遊歩道がある岸壁と付け根から沖へと伸びている防潮堤。
全域に柵が設置されていて、小さな子ども連れでも安心な作りになっている。防潮堤入口は緩やかなスロープ。車イスも利用しやすいバリアフリー設計。なのでキャリーがあると荷物の移動が便利。
日差しがやわらかい早朝から賑わいを見せる。防潮堤は足元が空洞になっており、ここを潮が流れる。仕掛けをあまり近付けると、中に吸い込まれたり、仕掛け絡みの原因になるので注意。
さて皆さんの釣果は?
防潮堤の付け根に近い凹凸部分側で釣っていた田川郡の吉田喜代士さんと孫の千葉から帰省していた福田武琉くん(12歳)、慶志くん(11歳)はサビキ仕掛けで中型のアジをキャッチ。
関門橋方面に向かってサオの長さを利用して、足元より少し先を釣っている。京都から帰省していた笹尾純平さん、そらちゃん(10歳)、ひかりちゃん(8歳)ファミリーはキワを釣って小アジを上げている。
地元の村田雅暁さんはベテランの腕前で、食いが渋り始めた午前10時30分ごろでも小アジ、サヨリ交じりで釣っている。
仕掛けを聞くと、サビキは6号、まきエのアミエビに集魚材を交ぜているとのこと。タナはサオ1本くらい。
鉛筆サイズのサヨリが流れの周辺で群れており、海面近くで泳ぐ姿も確認できる。
ベテラン釣り師たちは防潮堤先端で釣り上げた小アジをエサにして泳がせ釣りをしている様子。
日明・海峡釣り公園
日明・海峡釣り公園には休憩所や売店があり、自販機、トイレや手洗いの蛇口も設置。安心して気軽に釣りを楽しめ、釣り場は無料で利用できる。
なお、防潮堤部分の利用時間は4月~10月が午前6時~午後9時。11月~3月が午前7時~午後5時。遊歩道部分は年中開放している。
<週刊つりニュース西部版 編集部/TSURINEWS編>
日明・海峡釣り公園