7月30日、台風一過で涼しくなるかと思ったが、予報は35度超えの猛暑。「少しでも涼しい場所へ」と向かったのが、岐阜県高山市を流れる平湯川だ。ここはスーパートラウトの名川といわれる高原川の上流部に当たり、私も初めて訪れる川だ。
サイズアップも・・・?
足早に釣り上り各ポイントをチェックするがサイズは上がらず。すると、足場は高いが良さそうなポイントを発見。ヒットしてもランディングできるかどうか分からないので攻めるか迷ったが、果敢にアタックするとヒット。サイズはコッパではなくまずまずサイズだ。
「こんなときに限って…」と思ったが、せっかくヒットさせたのだからどうにかして獲れないと考える。イチかバチかで抜き上げてネットインを試みたが、やはりポロリ…。攻める前にランディング場所を考えておくべきだったと後悔した。
再度のフックアウト
逃がした魚に未練を残しても仕方がないので、次へ釣り上る。今度は普通ならいそうなエン堤下のプール。だが、ここも白泡だらけでゴウゴウと音を立てて流れている。こんな強い流れの中でもいるかと思いつつキャスト。トゥイッチをかけて攻めるとヒット。これもまずまずサイズだ。
寄せに入るため魚を水面近くに浮かせたら、急流に乗られて首振り一発でフックアウト。急流の中でのファイトの難しさを痛感させられた。
ようやく良型手中
2匹連続でバラした後は、再びコッパヤマメの猛攻。辟易しつつ釣り上ると、絶好の瀬に出くわした。ここはアップクロスにベアトリスをキャスト。ドリフト&トゥイッチで攻めるとヒット。
魚は流れに乗って抵抗する。ドラグが少し鳴って緊張感が走るが、流れの緩やかな所に誘導してネットイン。24cmの夏色が鮮やかなヤマメだ。急流に手を焼き、コッパヤマメの猛攻をかいくぐって手にした1匹は格別だ。