山口県宇部市の第八新西丸で、チーム「West Rock Angler‘s」の釣り大会に同行した。狙うは宇部沖の良型のマゴチ。最終釣果は船全体では60尾超え、良型マゴチ乱舞となった釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・前田のぞみ)
第八新西丸でルアーマゴチ釣り
5月上旬、山口県宇部市の第八新西丸で宇部沖のマゴチ釣りに同行しました。この日はチーム「West Rock Angler‘s」の釣り大会。釣れたマゴチ2尾の長寸で競います。会長の古谷さん、上重さん、安里さん、白石さん、桑原さん、三成さん、小林さんの7人での釣行です。
天気は晴れで大潮。午前5時30分に妻崎漁港を出ました。ポイントまでは港から約20分、水深は6~10mほど。ここで砂泥のカケアガリとカケサガリ付近を狙います。皆さんは、ボトムワインドがメインで時折ドンコの泳がせもしていました。
ボトムワインドでの釣り方
ボトムワインドでの釣り方は、キャスティングして着底を確認したら2回シャクり、サオ先で底を確認し、また2回シャクるという繰り返しが基本の動き。
着底と同時にアタリがでることが多く、フッキングをしっかり入れます。ドラグは強めに締めておき、最後まで緩めずに上げることがポイント。
広範囲を攻めることができる釣り方で、ワームの色やヘッドの重さ、シャクり方などを変え、その時のヒットパターンをいち早くつかむことがよく釣るコツとのこと。天候や潮の色を見ながらワームの色を変えたり、ワームに傷が入っていないか、フックは曲がっていないかを確認したりと、和気あいあいとした雰囲気の中でも皆さん小まめにチェックしていました。
ワインドも泳がせもアタリ活発
1回目の流しは魚礁の近くだったこともあり40cm級のソイが2尾続けてヒット。その後、上重さんがこの日初のマゴチを釣り上げ、すぐに船中あちらこちらでサオが気持ちよく曲がるようになりました。ワインドも泳がせも、双方よくアタリがでていました。
下げ潮に変わり入れ食い
8時30分から1時間半くらいは潮止まりでアタリも激減。
しかし、下げ潮に変わるとまた入れ食いモードとなり、正午ごろには船長のタモが間に合わなくなるほどに。船のあちらこちらで「面白いね~」「本当に楽しいわ~」といった賑やかな声が聞こえていたのが印象的で、イケスの中はマゴチが二重三重と密になっていました。
午後1時前に納竿して帰港。暑い日差しの下、大量のマゴチを1尾ずつていねいに神経ジメ・血抜きする船長。「釣りすぎー!」と言いつつ顔はにやけていました。
最終釣果
チームの釣り大会(2尾長寸)は、安里さんが見事優勝しました。安里さんはボトムワインドのみで64cmと60cmを頭に10尾の釣果。
準優勝の上重さんは65cmと58cmを頭に13尾。船全体では60尾超えという好釣果に恵まれた楽しい一日でした。
宇部沖のマゴチはこれから6月前半ごろまでがシーズン。新西釣具店ではボトムワインド、泳がせ両方で出船中。泳がせ釣りのタックルはレンタルもしています。
<週刊つりニュース西部版APC・前田のぞみ/TSURINEWS編>