酷暑の今夏、人間たちは暑さでヘバっているが、海の中の魚たちは元気いっぱい。イワシがわき、それを狙うフィッシュイーターたちが縦横無尽に駆け回る。ワラサやブリをはじめ、マダイ、ヒラメ、根魚など、ありとあらゆる肉食魚を狙えるタテ釣り。地域によっては「落とし込み釣り」「食わせサビキ」「アンダーベイト」「チョクリ釣り」などとも呼ばれる。今回は暑い夏に釣り人をより熱くさせるこの釣りを紹介してみよう。
取り込み時の注意点
取り込みはロッドで誘導しながらタモ入れしてもらうのが一番だが、ダブルで食ってきた時やオマツリ時、横走りするサワラ、ヨコワなどが掛かった場合、やむを得ずリーダーを手繰って取り込むことがある。
この時は絶対にサビキ部分は持たないこと。ハリスが太いので指に刺さって、魚に走られても切れてくれずに大ケガをしてしまう。慌てずにタモを待つのが賢明だ。
タックル流用も可能!
何となく敷居が高いイメージもあるタテ釣りであるが、タックルも他の沖釣りから流用可能なものも多く、ちょっとしたコツさえつかめば誰でも気軽に楽しむことができる。
細かいテクニックや仕掛けのギミックなんか必要ない。
なんたって仕事をしてくれるのはイワシ様なんだから。
<週刊つりニュース中部版 /TSURINEWS編>