テーマは「豊英湖本湖で地ベラを狙おう」。千葉県君津市にある豊英湖は大きく分けると川筋と本湖方面になる。前者は魚影が濃く例会などで上位入賞者が続出するエリア。一方の本湖は数は出ないが釣れれば良型地ベラの可能性が高い。今回はその後者を戸張が地ベラ狙いで挑戦する。ポイント選定のコツや釣り方など、戸張が知っている範囲でガイドしてくれる。第3回は実釣の反省と今後の展開について。
豊英湖の状況
豊英湖本湖恐るべし。
一体何が恐ろしいのか。それは以前に比べて魚影が少なく、型だけが異様によくなったことだ。もちろん日並み次第では放流物交じりで数が出ることがあるだろう。しかし、傾向としては数より型になっているのは間違いない。
「今回の実釣では驚くほど大きな魚は釣れませんでしたが、仲間の話では40cm以上が数枚交った。最大は44cmなどという大型狙いの釣り場と見間違うような話も聞き及んでいます。その反面、川筋ではいまだに数釣りが可能なのです。つまりもはや豊英湖は川筋と本湖で〝別の釣り場〟という認識を持つべきなのでしょうね。」
魚影があまり濃くなく型がいい。そうなると釣り方も今までの常識が通用しない可能性があるのでしょうか?
「そういうことでしょうね。実釣当日、夏の定番でもあるチョウチン両ダンゴでスタートしました。しかし結果は惨敗です。とくにアタリが唐突で1枚釣るとあとが続かない。食い渋りと言うよりも、明らかに釣れるほどの魚影がなかったと言えるでしょう。」