この日はメバルがよく釣れた。新月回り中潮と条件は整っていて、おまけに潮が上げてくるのが遅く、夜の海にメバルが浮いてくる時間としっかりと重なったことが釣果の肝だったと思う。プラグメインで10尾以上仕留めたメバリング・デイをレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
大阪南港でライトゲーム釣行
5月3日大阪南港。アジングスタートで、メバリングロッドも持ってきた。春アジは気配がある限り狙いたい。夕マヅメの海に、赤ラメ系のよく目立つワームを投入。シェイク&フォール。ふわ釣り。ダメだ、アタらない。
そろそろ切り上げた方がいいかなと思うタイミングで、小アタリが出始める。豆かな、何かな、と思いながら執念深く追った。
2時間でアジなし
辛い時間が続いた。小さいアタリがどうしても捉え切れないどころか、散発的に、最後には無になる。ワンポイントでアジングをするときには、どうしてもイトを見られてスレることがある。2時間粘って、アジングはここまでとした。
見切りからのメバルで10連発
しかし今回の本番はここから。アジを見切ってメバリングタックルに持ち替える。2000番リールPEライン0.3号にリーダー5lb、7.5ftのロッドとベーシックな設定。新月で夜がしっかりと暗いので、メバルがよく浮いていた。
まずはワームで1匹。25cmくらいと良型だ。
しかしワームがどうにも通用しにくくなってきた。そしてこの日は、前面に投げたオープンにもメバルが浮いている。ワームのリトリーブでは獲りきれないので、プラッギングにチェンジした。潜行レンジ5~20cmの35mmミノーに切りかえる。
ちなみに一般にワーミングに適するといわれるソリッドティップ運用だが、2.2gくらいのルアーなので、まったく問題なく投げられる。
こいつが大当たりだった。初投から入れ食い状態。あっという間に10匹は釣れた。
ワームに戻しても食うが、この日は明らかにプラグに反応がいい。活性が高いのだろう。ルアーのトレブルフックならではで、ショートバイトもがっちり拾ってバンバン掛ける。そして釣れる魚が総じてデカい。
メバリングおもしろい。ああメバリングおもしろい。今年はアジングよりもメバリング!
少しでも沈めるとダメ
この日はメバルが本当にド表層だった。足元まで追尾してバシャバシャ食ってくる。そして、ミノーの3本バリでさえ乗せられないショートバイトもあった。超高活性ショートバイトというところか。
また、メバルらしからず、ひとつのルアーを見切ることがない。色からレンジからものすごくこの日のメバルたちの気分に合うのか、同じミノーに食い続けてきた。
リグを少しでも沈めるとダメで、「夜のメバルは表層」「オープンのメバルはプラグの方が釣れやすい」という二大原則を、あらためて実感させてくれる日だった。ちなみに、かわったところでは、このようなエビ型のルアーにも食った。