いよいよ今年も待ちに待ったアユ釣り解禁だ。そこで私のホームグラウンドのひとつでもある、岐阜県関市美濃市を流れる長良川中央漁協管内を紹介するので参考にしてほしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・渡邉 敦)
長良川の昨年の状況
いよいよ今年も待ちに待ったアユ釣り解禁だ。そこで私のホームグラウンドのひとつでもある、岐阜県関市美濃市を流れる長良川中央漁協管内を紹介する。
昨年の長良川中央の解禁当初は低調で、スロースタートだった。それでも梅雨開けの7月ごろから例年にないぐらいの大型がお目見え。25cmクラスの大型のアユが引きを楽しませてくれ、終盤には20cm台後半が当たり前のように釣れていた。
私も7月に支流の武儀川で、20~25cmクラスの入れ掛かりを楽しんだ。9月、10月には本流の荒瀬に立ち込んで28cm以上のアユが掛かり、強烈な引きを楽しんだ。中には尺アユも釣った人もいたと思う。
6月1日解禁
今年の長良川中央漁協の解禁日は6月1日。長良川、板取川(片知川を含む)、津保川、武儀川と全川同時に解禁する。4月7日に稚アユの放流開始式が行われた。今年の初放流が無事に済み、今後順次稚アユを放流していく予定だ。
放流計画量は約10,940kg。前年より654kg増えている。その内訳は長良川4,700kg、板取川3,486kg、武儀川1,426kg他だ。
例年だと初期は水温が低く、天然ソ上アユは小さく機能しないので放流魚主体になり長良川は場所ムラがある。比較的安定して釣れるのは、放流魚の多い板取川になることが多い。
オススメポイント
それでは、長良川中央漁協管内の本流と支流のオススメポイントを1つずつ紹介しよう。
長良川・鮎の瀬ポイント
まずは長良川のオススメポイントは鮎の瀬。鮎の瀬は小瀬鵜飼が近くにあり、アユと名前が付くだけあってアユが好む広い瀬で人が大勢でも入れる人気ポイントだ。アユ釣り終盤には特に混雑する。
長良川中央管内でも屈指のポイントだが、鮎の瀬は広い瀬でアユ釣りの醍醐味を味わえ、急瀬、早瀬、平瀬とあり、これから瀬釣りを覚えたい人やレベルアップしたい人にはオススメしたい。
右岸左岸どちらからでも入川可能で、右岸左岸どちらからでも釣りやすい。高水時は右岸からの方は河原が広いので、動きやすく釣りやすい。
新鮎の瀬橋の前後は平瀬になっていて流れが緩やかなので、最初のオトリ交換や初心者には釣りやすい。テトラ前の急瀬は上級者向けで流れが強く、オモリや背バリを付けて攻略したい。大型のアユが着きやすく、特に大雨後の引き水は狙いめでテトラ前の瀬で大型が入れ掛かりになる。
瀬肩もオススメだ。小瀬鵜飼前のトロ場から夕方になると瀬肩にアユがコケを食(は)みに下りてくる。小型中心だが、入れ掛かりになったことがある。
長良川のタックル
長良川のアユはパワーがあるので、それなりのタックルが必要だ。
サオはパワー負けせず引き抜きしやすく、瀬釣りでオモリや背バリを使ったときでも扱いやすいがま鮎競技V7引抜急瀬9mがオススメ。水中イトは確実にオトリを底流れに沈ませるため、メタストリーム0.1~0.2号。
掛けバリは太軸で流れの速い瀬でも安定してハリスが垂れ、野アユにも絡みやすくバレにくい要R8~8.5号3本イカリ、大鮎要8.5~9号3本イカリがオススメだ。