春のオフショアゲームと言えば乗っ込みマダイです。と言うことで遊漁船「ジョイフィッシャー」に乗船し、毎年恒例の乗っ込み大ダイ狙いに行ってきました。記録更新の大ダイ94cm、12kgを筆頭に、94Lクーラー満タンになった釣行の模様をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター隆司加藤)
爆釣収まると超大物ヒット
爆釣ポイントを流し終わった後もう一度同じラインを流し直そうと船を立てるも、風も強くなり船の流れる速度も速くなって水深70mでは当然同じラインを流すのはいかに凄腕船長でも不可能です。20分ほど皆にバイトがないのでもう爆釣タイムは終わったかと思いつつも88cmを釣った時と同じようにソルティーラバースライド 100gを使用し速巻きで攻めていると15巻き程度巻き上げたところで「なんか重いぞ?」
正体不明の重量級ヒット
でもタイラバはアワせたらダメなのでしっかり引き込んで持っていくまで我慢していると、一気に重量感が倍増!!これはがっちり食い込んだと思いとりあえず追いアワセを入れると、すごく重いけど全く動かない……。
生命感があるので確実に魚なのだけど、大ダイ特有のたたきもないし、ハタ系の引きでもない。底サメ系と思ったけど「うねうね」しないのでサメでもない。走らないので青物は論外。ということは引き具合からしてこの引きは可能性があるのは大ヒラメか?ただ重いだけで全く走らず、ドラグをズルズル地味に引っ張りだすだけで、いっこうに上がってこない。ヒラメにしてはおとなしすぎるし、サメにしては動かない。「???」。
94cm12kg大ダイ登場
20分以上ファイトし、後15mと言ったところで垂直に上がってきたラインが斜めになってきたので「これヒラメじゃないんじゃね?」そして浮き上がってきたのは、ピンク。あれ?巨大な大ダイ。昨年も同時期に92cm、10kgオーバーの大ダイを釣っていますが、今思えば同じ感じだったかも。上がってきたのは自己記録更新となる94cm、12kgの雌の大ダイをキャッチできました。
52cmアマダイも顔出し
自己記録の大ダイを釣った後はのんびり休憩をはさみながら、ぽつぽつレンコダイを釣って遊んでいると、着底し巻き上げてすぐにレンコダイとはちょっと違った重量感。引きはそこまで強力ではないもののそこそこ走るし、この引きは間違いなく釣りたかったあの魚。マダイ以上に慎重にファイトし上げてきたのは、 52cm良型アマダイ。
釣りたかったというよりは食いたかったというべきでしょうか。2晩程熟成させ、刺身と塩焼きで食べましたが絶品でした。
94Lクーラー満タンに
今回もジョイフィッシャー船中3匹の大ダイをはじめアマダイ3匹にその他もろもろ、いつも通りの大爆釣。94Lのクーラーが満タンになりました。
ジョイフィッシャーでは「スマイルフィッシュプロジェクト」という取り組みをされており、余分な魚を児童施設の給食として寄付されているので、私も余ったお魚を寄付させて頂きました。オフショアの魚は目や浮袋が飛び出たり、なかなかリリースがしにくいのですが、ジョイフィッシャーは大爆釣しても魚を無駄にすることなくお役に立てて頂けるので、安心して爆釣することができますよ。
<隆司加藤/TSURINEWSライター>