投げカレイ釣りで43cmマコガレイ堂々浮上 潮の動き始めにヒット

投げカレイ釣りで43cmマコガレイ堂々浮上 潮の動き始めにヒット

青森県で投げカレイ釣行に出かけた筆者。開始直後からアタリがなくエサだけ取られる、なんとも煮え切らない状況。潮が動き始めると釣り方や仕掛けを微修正。その甲斐あって、見事に43cmマコガレイを釣り上げた釣行をお届けします。

青森県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦剛)

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杉浦剛

青森県在住。海釣りを中心に、太平洋側、日本海側問わず、青森県から鹿児島県まで釣り歩きます。餌、ルアー問わず、美味しい魚をより気軽に面白く釣る方法を常に模索し続けております。

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海釣り 投釣り

青森で投げカレイ釣り

陸っぱり投げカレイ釣り入門というテーマで筆者の見解やコツなどを解説して参りましたが、これから始められる方々にとって本当に役に立つ情報であるのだろうかという不安な思いに駆られ、自身の記事を元にした内容で釣行してみようと決め、GWを目前に控えた4月後半、実釣して参りました。

当日の状況

4月26日(火)小潮。釣行当日、朝からどんよりとした空模様で、夕方ごろから夜間にかけては降雨の予報でした。干潮満潮を確認して、満潮時刻の11時20分ごろには現場に到着するように準備を済ませ、釣り場は青森県八戸市にある、日曜朝市で有名な舘鼻漁港に決めて向かいました。

こちらの漁港には漁港ストアという飲食スペース、トイレがあり、コンビニも近いため、ファミリーフィッシングにも最適なポイントです。

投げカレイ釣りで43cmマコガレイ堂々浮上 潮の動き始めにヒットファミリーフィッシングにも最適な舘鼻漁港(提供:TSURINEWSライター杉浦剛)

当日のポイントと作戦

漁港最奥部の堤防先端を狙っていましたが、やはり人気スポットともあり既に先行者様が複数おられました。先端付近は諦め、比較的潮通しのいいポイントに釣り座を構えました。北風で向かい風でしたが、風速1~2m程度で、気にならない程度でした。

雨が降ってくるまでの短時間勝負だと思い、エサのアオイソメは300円分にしました。タックルは遠近に投げ分けられるように2つ用意し、底が泥地で根掛りの心配も少ないため、遊動式の2本バリ仕掛けにオモリ10号で挑んでみることにしました。アオイソメ一本掛けです。満潮から潮が下げ始めるタイミングから狙っていくことにしました。

満潮という事もあり、カレイが岸に寄ってきている可能性も考慮し、片方のタックルは手前10m程の地点に仕掛けを投げ入れ、もう片方は目測40~50mほどの地点に仕掛けを投げ入れ、それぞれカケアガリ付近に仕掛けが来るように微調整をしました。あとは三脚にロッドを2本立て掛けて、置きザオにして待つことにしました。

投げカレイ釣りで43cmマコガレイ堂々浮上 潮の動き始めにヒット短時間勝負のためエサは300円分(提供:TSURINEWSライター杉浦剛)

エサだけ取られる状況

仕掛けを投入してからしばらく何も反応がなく、1時間ほどしてようやく、手前に投げ込んでいたロッドにアタリがありました。プルプルッとした、ハゼのようなアタリ方です。エサのアオイソメ一本丸々はハゼに対しては少し大きく、ハリ掛かりするまでしばらく時間がかかりそうだと思い待っていたのですが、その後反応がなくなり、一度仕掛けを回収してみることにしました。するとエサがなくなっていました。

一向に音沙汰がないもう片方の仕掛けも回収してみると、2本バリの両方とも、エサが綺麗サッパリなくなっておりました。4月はトゲクリガニのシーズンでもあるため、きっとカニの仕業だと思います。最初にアタリのあった手前のエサも、ハゼが最初に食いつき、ちょうどそこにカニが寄ってきたためにハゼが退散してしまったのではないかと思いました。

あくまで推測の域ですが、このように水中の様子を想像するのもまた面白いところです。

潮が動き始める

それからも何度か同じように仕掛けを投入して待ってみますが、音沙汰なく、一時間もすると大体エサがなくなった状態の仕掛けが戻ってきます。結構な数のトゲクリガニがいるようです。運よくハリに掛かって釣れてくれると嬉しいのですが、あくまでカレイ釣行ということで、気を引き締め直しました。周りでも魚が釣れている雰囲気や様子はありません。

満潮から始めて約2時間が経ったころ、やや潮の流れが効いてきたようで、仕掛けを投げ入れた地点と底に着く地点が少しズレるようになってきました。

投げカレイ釣りで43cmマコガレイ堂々浮上 潮の動き始めにヒット当日のポイント(提供:TSURINEWSライター杉浦剛)

作戦変更

いつ雨が降ってくるかわからないような空模様だったので、この潮の流れがやや強くなった今が勝負と思い、オモリの重さを10号から15号に変更し、着水点と着底点のズレをなくしてピンポイントに投げ入れられるようにします。そしてカニをかわしつつ、より強くアピールするために、片方のタックルではオモリで底を小突いてみることにしました。

唯一魚の反応があったのが手前10m付近だったため、片方のタックルは同じように手前のカケアガリに仕掛けを位置させて置きザオにしました。そしてもう片方のタックルはできるだけ遠くに投げ入れ、底をオモリで小突きながら寄せてきて、手前まで戻ってきたら仕掛けを回収し、エサに問題がなければまた同様に底を小突いてみました。

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