4月2日、勝浦沖へトンジギ(トンボジギング)を楽しみにマイボートで出船。開始早々やばいやつがヒットし、そこから4時間一進一退の攻防。死闘の末にキハダ59㎏をキャッチした釣行の模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター平野和弘)
勝浦沖でトンジギ釣行
4月2日マイボートで友人の久保くん足立さんとの3人で和歌山県那智勝浦沖へトンジギ(ビンチョウマグロのジギング)に出かけました。
港を出て、まずは前日にトンボの群れが入っていたとの情報をもらっていた宇久井沖へ向かいました。
ポイントに近付いて行くとあちらこちらに鳥山が確認できます。船の速度を落として魚探に目をやっていると、早速いい反応が写し出されます。
開始早々釣友に本命
友人に反応は75m付近なんで85mからシャクリ始めてと伝えて、船を立ててロッドを持とうとすると久保くんの「きました」という声。同時にロッドが曲がっているのが目に入ります。
小トンボが多いとの情報通りで、久保くんにヒットしたものも小型のよう。難なく船まで引き寄せランディングすることができました。キープ作業を終わらせた久保くんによると、胃袋の中にはマイクロベイトがいっぱいとのこと。「マイクロ用のジグで狙ってみます」とジグを交換しています。
するとすぐに久保くんにヒットです。「釣りすぎ」と冗談を言いながらランディングの用意をしていると掛かりが浅かったようで水面でバラしてしまいました。
水深90mでビッグヒット到来
そろそろ群れも抜けたころかな?と魚探に目をやると、先ほどとは違う反応が85m付近に出てきています。すかさずジグを投入して95mまでジグを落とします。シャクり始めて数回目でドンときました!
「きたよ」と2人に声をかけてリーリングを開始すると、前方の水面に向かって走っているようでアッサリ巻き取れます。トンボと一緒に良型のカツオも混じっているとのことだったので、カツオっぽいねと久保くんと話していると、一気に真下に向かって走りだしました。残り40mのところから真下に160m走ったのです。これはヤバイのが乗ったかも?
この予感が当たりました。そこからは巻いては出され、出されては巻いてを繰り返しながら徐々に間を詰めていくのですが、なかなか思うように魚が浮いてきません。
2時間ファイトしても姿見えず
2時間ほどそんな戦いを繰り返したとこでしょうか!喉がカラカラになり暑くて服を脱ぎたいので少し久保くんに交代をお願いしました。
今シーズン30kgオーバーのキハダを2本取ってる久保くんがロッドを持った途端に「これ僕が釣ったのと桁が違います。ほんとヤバイやつです。」とのこと。
そんな魚も明らかに走るスピードと距離が落ちてきました。出されるラインより巻き取る方が確実に多くなり、なんとか50mを切るところまできたのです。
サイズも大きいとは思うけど、これはきっと下のフックがヒレの辺りに胴打ちしているなと確信しました。魚は下で円を描いているのでもうこれは取れると思い、嫌がる魚をなだめるようにジワジワ浮かせて行きます。