三浦半島の東京湾剣崎松輪の瀬戸丸では3月から乗っ込みマダイの釣果が急上昇。そこで4月10日(日)、同船を仲間11人で仕立て釣行した。アジやサバも交じり竿頭4尾、全員満足となった当日の釣りをリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 坂本康年)
乗っ込み期コマセマダイ釣り
三浦半島の東京湾剣崎松輪はコマセマダイ釣りのメッカと言われ、通年釣り人が絶えない。そして、そんなファンが待ち望んでいるのが「乗っ込み」。産卵のために浅場に回遊してくる腹パンの魚体は良型ばかり。なかには6kg、7kgも交じる。
同沖では例年3月の声を聞くと乗っ込み第1弾の気配が漂い、4~5月に第2、3弾。6月後半まで押し寄せてくる。波はあるが、数型ともに驚きの釣果となる。
同地の瀬戸丸では3月から急上昇。トップがツ抜けの日もあり、名人級ともなると26尾という釣果をたたき出し、3月末には6.2kgが浮上。4月10日(日)、同船を仲間11人で仕立て釣行した。
開始直後から本命続々浮上
鈴木弘・大船長の操船で6時前に出港。久里浜沖を目指す。釣り場はすでに船団が形成されており、海面からのタナ指示で釣り開始。
開始5分、右舷胴の間の入江さん(横浜市)に1.5kg級。続いて左舷胴の間の藤田さん(品川区)に嬉しいゲストの40cm級アジ。
すぐに右隣の大内さん(横浜市)が1.5kg級本命。さらに左舷トモの斉藤さん(横浜市)にも1kg級。
1kg超え腹パン主体にヒット止まず
7時に左舷ミヨシの吉住さん(練馬区)、5分後に右舷ミヨシ2番の菊池さん(横浜市)と続く。
いずれも1kg超えの黒みがかった腹パン。さらに大きい魚がいつ掛かるか期待が高まる。
8時すぎ、藤田さんに2kg本命が掛かったが以降はしばし沈黙。9時に同氏に2尾目。タモ取りしようと構えていた大内さんの竿も海面に突き刺さりダブルヒット。