異常気象なのか茨城沖は例年にない海水温の低下で4月入っても海水温が10度以下という、釣り人にとって試練の時期でした。イカ釣りも例外なく苦戦続きでしたが、やっ水温も上がり散っていたヤリイカたちも浅場に集まってきました。遅い春の訪れとなりましたが、ヤリイカのシーズン再突入です。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター寺門義輝)
多点掛けの差が釣果の差
場所移動すると魚探に魚の群れが。ちょっとジギングで遊んでみたところ5匹ほどサバをゲット。相方に怒られたのでイカ釣りに戻ります。
ここでもなかなか多点掛けができず、腕が悪いのか運が悪いのか数が伸びません。後で聞いたら他の船は船中100杯出した釣り人もいたそうです。
活性が高いおかげでバラした回数はいつもに比べて少なかったように感じましたが、海の中のことなのでわかるのは結果だけ。二重バリの6本仕掛けを使っていたのですが、上げるのが単体だと手返しがよいイカメタルを使ったほうが数は伸びたのかもしれません。
結果32杯。相方は43杯。明らかに多点掛けの差で、アタリの数はほぼ同数。平均3点掛けくらいすれば100杯いく計算になるので、やはり追い乗せの技術と取り込のスピードが重要になってくるのを痛感したヤリイカ釣行でした。
釣果グルメと今後の展望
今回は突然イカ釣りが決まったので、沖漬けの用意をしていきませんでした。日持ちすることも考えて、沢山釣れるときは沖漬けを推奨します。冷凍しておけば3か月はもつし、寄生虫の心配もありません。
今日はイカそうめんを作ってみました。甘い身の部分もおいしいのですが、釣ったその日はこりこり感を楽しみたいもの。ヤリイカのエンペラだけを5匹分、皮だけ剥いて透明のうちに細く切り分けます。そこに卵の黄身だけ乗せて春の味覚アサツキを乗せて上からかつおだし醤油。茨城の地酒稲里に合わせてもいいし、炊き立てのコシヒカリにのせても食がススムこと間違いない味です。
この調子だと5月ぐらいまでは浅いところでヤリイカが楽しめそう。クーラーボックスを担いで春の茨城釣行お待ちしています。
<寺門義輝/TSURINEWSライター>